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殺人の追憶を観たよ

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2003年公開。監督はポン・ジュノ。出演はソン・ガンホキム・サンギョン、パク・ヘイル。ジャンルはサスペンス。

とにかく誰とも会いたくない。会社行きたくなくて仕方ないっていうそんな鬱でどうしようもない月曜日からはじまった今週ですが、ついに終わりましたね。またしても月火と2日連続で体調不良なのか自分でもよく分からないお休みを頂きました。こんな日は映画を観るに限ると家に籠って水曜からはなんとか出社したものの、この休み癖は如何なものだろう。どうせ社会のやつらは俺なんかが外に出たところで世間は何も思わないし、会社に行きたくなかったら引きこもってろって言ってるようにしか思えない。でも1人で稼いでいけるスキルなんてないし、今後そう言ったチャンスも巡り会えないんだろうからしがない会社員として適当にサラリーを貰って生活するしかない。そのくせガスやら電気やら家賃の請求は毎月忘れずやってくる。何もしなければ出ていく金ばかりになってしまうので仕方なく働く。これが俺の働く理由。そんな気持ちで映画に現実逃避するしかないって感じでずっと映画見続けてた訳です。

さて、戯言は終わりにしまして、殺人の追憶ですね。本作は「パラサイト 半地下の家族」、「母なる証明」で有名なポン・ジュノ監督作品なのです。この人の描く世界観ってなんだろーなー壮大なスケール!と思わせておいてそれだけでは終わらせない観衆に食ってかかるスタイルが面白いよなー。どことなく間抜けなキャラクターを採用してナンセンスなギャグやらシーンを演じさせたり一筋縄ではいかないところがすげーなーって思う。本作の事件は実際に起こった事件なんだけど、未解決事件に終わっちゃったんよね。もう時効なんですよ。オダギリジョー麻生久美子呼ぶしかないっすw つまり犯人は分からないっていうもはやネタバレ的な出オチ映画にも関わらず面白い。この設定も観衆に食ってかかる監督の鬼才っぷりが窺えますね。分からないって恐怖なんですよ。事件を起こした犯人が一般人と何ら変わりのない生活を送っているって考えただけでゾッとするじゃないですか。本作の刑事のやり口は乱暴で、その辺のやつを犯人に仕立てあげようとしますが上手く行きません。疑惑のあがる人物は全て犯人だえーい!時効までもう少しやからはよ犯人探さな!もはや警察の悪あがきにしか見えませんw 最後の主人公が私たちに訴える顔は「じゃあ誰が一体犯人なんだ?」って感じですね。でも分からないんですよ。自分は無実でも加害者側に回ってしまう可能性もあるので、なんとも言えないですよね。ってことで今日もありがとう。