コレクターを観たよ

1997年公開。監督はゲイリー・フレダー。出演はモーガン・フリーマン、アシュレイ・ジャッド、ケイリー・エルウィス、トニー・ゴールドウィン、ジェイ・Ｏ・サンダース。ジャンルはサスペンス。

あの大御所実力派俳優のモーガン・フリーマンが主役を務める映画ってことで鑑賞。

どんな映画にも出ているイメージの強い技巧派の男が本作では主人公って中々珍しくねぇか～。他にもあるんだろうけど助演男優というイメージがあまりにも強くてそれだけでも観る価値はある作品だなあと感じました。俺はこのおじいちゃん大好きなんですよ。黒人俳優の先駆け的存在であると思っています。彼の後継者はデンゼル・ワシントンかな？うーむ、その辺はよく分かんないけど、ハリウッドの勢力図とか今度書いてみたいですわな。頂点は誰やろか～おやっさん(イーストウッド)かな？その他にもハリソン・フォード、ジャック・ニコルソン、デニーロもおるしなーなんか名前だけでビックネーム過ぎて大御所集めて映画作ったらその辺の発展途上国買い占めることが出来そうｗ

さて、本作の原題ですが"kiss the girls"っていうんですよ。タイトル見ただけだとモーガンとヒロイン役のアシュレイ・ジャッドのまさかの恋愛映画なのかなと思わせてくれますが、そんなこたあ、ありません。主人公モーガンは犯罪心理学の博士なのです。その犯罪心理博士が犯人を追跡するというなんとも珍しい構図でございます。犯人は女性ばかりを狙ったサイコパス男でゲイリー・エルウィスが見事に演じております。

本作はサスペンスでありながら重苦しいダークな雰囲気はあまり感じません。それよりもポップで犯罪映画さながらの緊迫感はあまり感じられなかったです。それよりも事件解決に動くモーガンのメンタリズム(？)とアシュレイの強くてたくましい女性という異色のコンビ感が面白いですね。警察の出る幕が無さすぎてお前ら何やってんの？というツッコミは置いといて！それにしてもモーガンはほんとなんでも奇妙に色んな役をこなすけど、モーガンはモーガンなんだよなと感じずにいられません。てなことで、ちょこっと様変わりな本作は休日におすすめ映画でございます。