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アイデンティティーを観たよ

映画アイデンティティーは何度見ても忘れる!感想とネタバレ

2003年公開。監督はジェームズ・マンゴールド。出演はジョン・キューザックレイ・リオッタレベッカ・デモーネイ。ジャンルはサスペンス。

本作は公開年もみうらじゅん監督、峯田和伸×麻生久美子のコンビということで、日本ではかなり話題になった。そんな、主人公はバンドを結成してなんちゃらかんちゃら。

節子・・・それアイデンティティーちゃう。アイデン”&”ティティじゃい!(誰がわかんねんこのネタ・・・)

ということで、本作は傑作中の傑作であり、誰にでもおすすめできる映画であると断言します。傑作であるにも関わらず知名度が比例していないところがなんとも悲しい。

かくいう俺も本作を恥ずかしながら知らなかった。

しかも今、配信サービスで取り扱っているサブスクはないので、プライムでレンタルして観た。貧乏性なもんで無料じゃないとどうしても厳しい目で観てしまうのが俺の悪い癖である。

なんせ300円かかっているのだから。(300円ぐらいいいじゃねーかw)

とはいえ鑑賞終了後は何これ!?おもしれー!状態になったので、とてもよかった。

 

それではあらすじを語ります。

死刑囚マルコム・リバースは死刑執行前夜、彼の死刑に対し最終審議を行っていた。

一方でその夜、大雨が降る中、ヨーク一家は車を走らせていた。ところが路上に落ちていたハイヒールが原因で車が動けなくなってしまう。夫のジョージはタイヤの交換をすることに。

外に出て様子を確認しようとした妻・アリスは突然突っ込んできた車に惹かれてしまう。衝撃の瞬間に息子・ティミーは目を見開いた。

その車に乗っていたのは運転手・エドと女優・カロラインだった。

驚いたエドはすぐさまアリスの救出に乗り出す。彼はヨーク一家を車に乗せモーテルに向かった。しかし、電話は通じず救急車を呼ぶために病院へ向かった。

エドは病院へ向かう途中で娼婦・パリスから「車が動かなくなった」と助けを求められる。彼女を乗せて病院へ向かうが車が水没してしまい、立ち王住してしまう。ヨーク一家が踏んでしまったハイヒールはパリスのものだった。

2人は通りかかった夫婦・ルーとジーニーの車に乗せてもらい、仕方なくモーテルに戻る。

モーテルの支配人ラリーはあからさまにパリスに対し嫌悪感を表す。

そうこうしているうちに囚人を連れた刑事ロードがやってくる。

大雨が要因で集まった11人だったが、次々と殺されていく不可解な事件が起こる。

そしてある共通点に気付いていく・・・

 

完全にネタバレさせていただきます。

これ全部死刑囚の脳内なのですよ。要は多重人格者の脳内映像を流しているという設定なんだけど、そこを気付かせないように脳内映像を視聴者に感情移入させいているところが上手い。

まったく関係のないモーテルの中で繰り広げられる殺人事件の犯人を捜す映画ではなく、死刑囚の最終審議中の一コマなのである。

そして視聴者がタイトルのアイデンティティ=己自身であることに気付くんですよ。

アイデンティティってIDな訳だからさ、今のネット社会には必要不可欠な単語な訳で結構インパクトでかいと思うんですよ。そのインパクトでかい単語をうまく作品の最大のテーマに落とし込んでいる秀逸さ。これはあっぱれです。。。