バットマンビギンズを観たよ

2005年公開。監督はクリストファー・ノーラン。出演はクリスチャン・ベール、マイケル・ケイン、リーアム・ニーソン、ケイティ・ホームズ、ゲイリー・オールドマン、ギリアン・マーフィー、トム・ウィルキンソン、ルドガー・ハウアー、渡辺謙、モーガン・フリーマン。ジャンルはアクション。

ダークナイトトリロジー第1作目として発表された本作。監督は巨匠クリストファー・ノーラン。これは名作です。次回作『ダークナイト』の評価があまりにも高いため埋もれがちではありますが、本作は見応え充分ですね。バットマンの前提知識無しで楽しめる作品となっております。ノーランの作品だから面白いというのはある程度の信頼が担保されているからだと思うんですよ。でもノーランはデビュー時から面白いので打点が高いんですよね。2作目のメメントを観ればその面白さが分かります。そこから本作の次回作ダークナイトで映画界の天下を獲り、インセプションでその名を不動のものにする訳ですが本作を侮ってはいけないです。決してダークナイトの踏み台にしてはならないのです。

本作はバットマンとは何か、彼の生い立ちについて描かれています。なぜコウモリ男になってゴッサムシティの平和を守る男になったのか。そこには悲しい父と母の死があって、自分はコウモリ恐怖症になってしまったと言う流れが丁寧に描かれています。バットマンの映画はフォーエバーがお気に入りですけど、あれは完全な娯楽作品。一方でこちらはドキュメンタリーに近いと言った方がいいのでは無いでしょうか。DCコミックの代表はスーパーマンとバットマンがありますが、本作によってバットマンの再評価とともに人気が再熱したのでは無いでしょうか。前回のバットマン＆ロビンがあまりにもトラッシュムービーだったが故に映画の失敗は絶対に出来ないと考えたDCが選んだのがクリストファー・ノーランだったのです。これはもう彼に対する信頼値が高かったからでは無いでしょうか。やはりバットマンはアメコミヒーローではありますがダークヒーローとして描かれている点でも本作は優れているのでしょう。ということで今日もありがとうございました。