ドリームキャッチャーを観たよ

2003年公開。監督はローレンス・カスダン。出演はトーマス・ジェーン、ダミアン・ルイス、ジェイソン・リー、ティモシー・オリファント、ドニー・ヴォールバーグ、モーガン・フリーマン。ジャンルはホラー、SF。

原作はスティーブン・キングの同名小説より。いやキングさんどれだけ映画化してるのよってぐらい映画化されている作品が多くて驚きである。彼は少年時代から近所の映画館に入り浸って映画を浴びるように観ていたという生粋の映画マニアであり、脚本を担当した作品も多い。現にキューブリックが監督を務めた『シャイニング』では原作との相違点が多くキング自身納得がいかなかったため、自ら監修を勤めテレビシリーズとして撮り直しを行った。それ以外にも最低評価と呼び声が高いXファイルシーズン5第107話『ドール』の脚本も手がけている。そんなキングがスタンド・バイ・ミーとITとトミーノッカーズをぐちゃぐちゃにしてSFにしたのが本作である。昔のインタビューで想像力豊かなキング氏に対し手掛けることが困難なテーマはないかと問われ『サディスティックでトイレを扱っているものは書けないな』と発言しているが本作でその概念は見事にぶっ壊されることになります。そしてテレパシーを感じる男組4人っていうのはスタンド・バイ・ミーそのものよりもITのはみだしクラブの成れ果てであるような感じがあります。とはいえホラーなのかSFなのかエイリアン出てるしオマケに世界を救う的なキングにしてはあまりにも膨大なテーマへと進んでる感じが観ていて訳分からないし、ぶっちゃけ途中から眠くなりそうになりますｗ キングには本作のを自身のホラー小説野中でナンバーワンだと評していますが、それってネタで言ってるんじゃないの？と私は疑問視しています。いやこれは違うぞ。ギャグとして観ればいいのか！何も身構える必要はない！そうです。ギャグとして観れば楽しい気分になれるかもしれないですね。それにしてもトイレのシーンがあまりにも痛々しくて恐怖でしかないですね。タイトルのドリームキャッチャーっていうのはアメリカの少数民族の伝統の魔除に使われる装飾品なんですよね。日本でもたまーに車とかにこれつけてる人見かけますね。それにしてもタイトルとはほぼ無関係ですｗ まあいいやでおわらせましょう。て事で今日もありがとう！