Everything will be fine.

少しでも笑ってやってください!

デス・プルーフ in グラインドハウスを観たよ

映画『デス・プルーフinグラインドハウス』の感想 | 大切なことは映画が教えてくれる

2007年公開。監督はクエンティン・タランティーノ。出演はカート・ラッセル、ヴァネッサ・フェルリト、ゾーイ・ベル。ジャンルはアクション、ホラー。

いやーついに当ブログでタランティーノ作品ですか!自分自身の映画の幅を広げるとともに自分の感性も高まっているような気がしております。感性なんてもんは数字で測れるようなものではないので実感でしかないんだけど、要は自分次第な気がするのですよ。とはいえタランティーノ親日で自他ともに認める映画オタク。日本の映画評論家たちも彼のファンを自称する人が多いですから、凄いもんです。とはいえ敷居が高い作品だなんて言わないですよ。それは他の映画監督に対して失礼ですからね。確かにタランティーノは偉大です。とは言ったものの彼の何が偉大なのかが分からないのですよ。これがね、映画初心者の率直な思いなんです。いや完全に個人的な感想ですが、タランティーノ(どーん!)と出されたとてやっぱり作品で勝負じゃないですか!そうなると監督名は関係なくてね作品なんです。作品が良かったら評価されるって意味でも至極全うですよね。そうなると、タランティーノ、だから凄い!というの話が別だと思うんです。

まあ、でもねタランティーノの映画に対する愛は異常ですよ。本作の見物であるカーアクションなんだけど、時速150キロ近くのカーレースがあるんです。何が凄いってCGとか使ってないですからね!この辺がタランティーノの映画愛の凄いところで、1960年代~70年代に流行ったカーアクション映画の魂を引き継いでいる訳です。当時はCGもない時代でスタントマンが演技をしていたもんだから俺らもそれをやるぜ!ということなのです。しかもタランティーノ自身がカメラ実際に撮ってるからね。因みに本作でタランティーノは監督・脚本・制作・撮影・出演と二刀流の大谷翔平もびっくりの五刀流を実現させている。あとは出てくる姉ちゃんたちなんだけど、本作とは全く関係のない会話を繰り広げるんだよね。これってタランティーノ作品の特徴ともいえるべき点で映画の大半が女の子たちの無駄話なんですよ。これはもう事件ですよw 癖が強すぎる!

タイトルにもある『グラインドハウス』とはアメリカで低予算映画を2、3本公開する映画館のことである。本作自体かなり低予算でCGといった小細工は一切使っていない。役者陣も大物ではない。この辺は俺の知識が乏しいのかもしれないが少なくとも大物ハリウッドスターの起用ではないのでそう表現させて頂きました。つまり、監督と脚本で魅せるまさにタランティーノ劇場だったのだ。これは凄い。あと車にも実際に映画で使用されたオマージュだったり映画ファンが喜ぶようなテイストとなっている。とはいえ玄人向きである。タランティーノファンや映画好きは喜ぶかもしれないが、映画初心者からすると何が面白いの?となってしまう感は否めない。ということで明日もお会いしましょう!