グリーンマイルを観たよ
1999年公開。監督はフランク・ダラボン。出演はトム・ハンクス、デヴィッド・モース、バリー・ペッパー、ジェフリー・デマン、マイケル・クラーク・ダンカン。ジャンルはファンタジー。
原作はスティーブン・キングの小説より。フランク・ダラボン×キングのコンビは今まで3作品発表しており本作は2作目にあたる。1994年公開『ショーシャンクの空に』、2007年公開『ミスト』の真ん中に当たる本作。いやここで注意しなくてはならないが、ストーリーは全くの別物です。ショーシャンク、ミストとともに非常に素晴らしい作品であるが、本作に関しては俺はなんともこの作品は本当に凄い!とは思えないのである。それどころか正直言って微妙だった。ただ主演”トム・ハンクス”といえば数多の名作を生んだ大スターである。彼が出演する映画にはずれはない!(いやこれもおそらくだな。正直すべての作品を観てはいないので駄作もあるだろう)何よりも人を魅了する演技をする彼が俺は大好きなのだ。大好きなんて言葉は使ってはいかんのだろうが、ファンとして言わせてください。
しかししかし・・・である。鑑賞後、胸に残るのは感動!というすがすがしいものではなくなんだろうか、胃に残るムカムカ感なのだ。うむ、しかも胸糞悪いとはまた違う、ビミョ~な感じ・・・。でもね、アルマゲドンで存在感を示していたダンカンが出てるじゃないか!これは本当に期待が出来るぞ!映画開始前のあの高揚感、ワクワク感。今回のダンカンは脇役じゃない!重要参考人なのだ!これは面白くないはずがないではないか。よくよく考えてみたらフランク・ダラボン×キングだぞ。絶対に面白いに決まっている。それでもやはり鑑賞後、これほんまに感動ものかあ・・・?と頭にはてなマークが浮かんできてしまうのだ。
いやあでもちょっと本作は違うんですよ。ええ?何が違うんだって?それはですね、あの『12モンキーズ』、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』で悪役を演じたいぶし銀ことデヴィット・モースが悪役じゃないんですよ!う~ん、それはちょっと拍子抜けしたけど作品をひっくり返すほどの評価に変わるかと言うと非常に微妙である。
じゃあ本作の微妙な理由ってなんなんですか!?おそらく、映画の長さと残酷な描写だろう。本作の上映時間はなんと188分である。長すぎる。青二才の俺には3時間ずっと座って鑑賞なんか無理や。集中力が悲鳴を上げてしまう。そして何よりもパーシーの悪行と言ったらなんだろう?身近にこういう奴いそうだから余計腹立たしいのだろう。スピルバーグは本作の鑑賞中に4回も号泣したという。え、なんで?
日本では舞台もやってたみたいで主演は加藤シゲアキが熱演した。本作の評価とは別にして海外映画を日本がリメイクするのはなんでか知らないけど嬉しい気持ちになるな。だから菅田将暉主演の『CUBE』も楽しみだぜ。