Everything will be fine.

少しでも笑ってやってください!

スピードを観たよ

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1994年公開。監督はヤン・デ・ボン。出演はキアヌ・リーブスサンドラ・ブロックデニス・ホッパー。ジャンルはアクション、パニック。

ヤン・デ・ボン監督のデビュー作であり当時は才能の塊が現れたと話題をかっさらいました。今では名前も聞かなくなってしまいましたが、、、残念です。爆弾魔とSWATの対決ということでバスを高速で走らせ続けないと爆破してしまうという設定で観ていて緊張感が伝わります。暴走するバスは当時はCGを使わずに撮影された為、かなり迫力があります。まるでクリストファー・ノーランのような拘りっぷり。さらに当時は無名に近かったキアヌ・リーブスサンドラ・ブロックを一躍有名にした名作でございます。

本作の緊張感のメインはバスの大爆走に詰まっておりますが、冒頭のエレベーターのシーンからはじまっています。この映画を観てからエレベーターの点検を行う作業員の方が偉大に感じるようになり、それと同時にこんな仕事は絶対にやりたくないと思うようになりました。勘違いしないでほしいですが、今の発言につきましては不名誉ではなく名誉です。そこからバスの大爆走にうつっていきます。まさにワイルドスピードそのもので、運転するサンドラ・ブロックもカッコイイです。そこから様々な障壁を乗り越えていく2人。目の前には赤ちゃんやら工事現場やらおまけにガソリン切れと極限状態に限って嫌なことって降りかかるよなぁっていう人間の心理を見事に描いております。因みにサンドラ・ブロックは本作では免停中という設定です。でもこんな状況でそんなこと言ってられねえぜやるしかねぇ!しっかり掴まってろよ!とこち亀の本田並の暴走ぷりを披露するのです。途中で乗客が1人死んでしまったりと災難は続いてしまいますが、なんとか救出することに成功し拍手喝采が舞います。きっと会場はスタンディングオベーションでしょう。しかしこの映画はまだこれで終わりません。後半戦も残っているのです。そんな手に汗握る緊張感が本作に漂っているのです。好評を受け『スピード2』も制作されますがこちらは残念ながら不発となってしまったようです。バスの運転中に2人は『極限状態の中で結ばれたふたりは長続きしない』という台詞の通り見事2では別れてしまいます。密室ものの王道はキューブだぜ!と声高に叫んでおられる自称カルトさんよ本作も観た方がいいぞ!本作の方がカルトさん多そうだね。てかカルトって何なん?ということで本日もありがとうございました!