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アルゴを観たよ

Amazon.co.jp: アルゴ (字幕版)を観る | Prime Video

2012年公開。監督&主演はベン・アフレック。出演はブライアン・クランストンアラン・アーキンジョン・グッドマン。ジャンルはスリラー、ドラマ。

”二刀流”はもはや現在メジャーリーグで大活躍中である大谷翔平の言葉となりつつある。しかし、ヤクルトスワローズ前監督兼選手の古田敦也も一時期、二刀流と言われていた。いや、二刀流は野球界だけではない。映画界の二刀流といえばやはりおやっさん(クリント)だろう。あれ?この映画の監督ってクリントだっけ?ちっがーう!ベン・アフレックですよ!そうなんですよ。当ブログでは芸人扱いしてしまっているベン・アフレックですが、その才能たるや誰もがうらやむもの。役者じんと現場スタッフの指示をいして自分の役を演じるっていうのはかなりハードなのではなかろうか。本作でも「映画監督ぅ?ハハッ、あんなのいるだけさ」なんてディスる会話シーンもあるが、とはいえ監督は映画作品の中でも重要なポジションである。

ベン・アフレックをいじるのはこの辺にして本作について語っていきます。本作は1979年から1980年にかけて起きた”イランアメリカ大使館人質事件”を題材にしている。作品全体を通して非常に緊張感があります。

ストーリーとしては人質になることを免れてカナダ大使公邸に避難した6人のアメリカ外交官を救出するというもの。ではどうやって救出するのか。ここがアメリカさんの一味違うところである。アメリカさんの考えた救出作戦とは『映画撮影の為にやってきたカナダのロケハンスタッフ』に偽装させることだったのだ。タイトルの”アルゴ”はこの偽装作戦の中で制作しようとしていた映画のタイトルなのだ。主人公”トニー・メンデス”が子どもとの電話中”猿の惑星”を観ている時に思いついた救出作戦なのだ。当然実話だからこの人物も実在する訳で、現実はどこの物語よりもドラマチックという言葉があるがまさに本作はその現実をドラマチックに仕上げた作品である。

1980年はここまで緊迫した状況だったのかと驚いた。とはいえ自分が知らないだけでアメリカを巡る国際関係はまだまだ闇が深い。現在はアメリカと友好関係を築いているかどうかが国として生き残っていくための1つの指標になっている感は否めない。冷戦が終わり事実上、超大国となったアメリカだが今では中国が急成長を遂げて肩を並べようとしている。両国の間に緊迫状況は感じられるが、それでもやはり友好的に温和にやっていく外交と言うのも考えていなかなくてはならないのではなかろうか。