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ウインド・リバーを観たよ

ネタバレ!『ウインド・リバー』が叩きつけたアメリカの闇とは? | ciatr[シアター]

2018年公開。監督はテイラー・シリダン。出演はジェレミー・レナ―、エリザベス・オルセン、グラハム・グリーン、ジョン・バーンサル。ジャンルはスリラー。

役者人がマーベル勢が多かった。馴染みのある顔に対して感情移入しやすい説はどうだろうか?ありそうな気がする。

ネイティブ・アメリカン社会の闇は白人が原住民を支配してきたからこそ存在している。ネイティブは白人に対し嫌悪感を示す。そういったリアルな人権問題が本作では描かれており、単にネイティブが白人にレイプされ殺されただけでは済まされない問題なのである。

本作は海外でも評価が分かれる。

日本民族は自分たちが侵略されるなんて、想像もつかないほど平和ボケしている国民が殆どである。だから本作を観て本気で共感できるかと言うと何か違う気がする・・・

殺害された女性は可哀想だ、白人って酷い、といった感情はあるかもしれないがそもそも「自分たちが原住民なのか、白人なのか」分からないのである。と断言するのは偉そうだが、学校でも教わる機会はないし、寧ろそんなこと考えてたら「こいつ、大丈夫か?」と疑われかねないのである。

ということで自分のルーツに疎い日本人代表としてあらすじについて話します。

 

主人公コリーは野生生物局のハンターとして生計を立てている。ある日羊の群れを見つけ足跡を追うと、ネイティブ・アメリカンの少女・ナタリーの遺体を発見する。

コリーは急いでインディアン部族警察署長・ベンに頼みFBIに連絡するが、天候の変化が激しい雪山まで到着するのは一朝一夕にはいかなかった。

FBI・新人捜査官・ジェーンは雪山での捜査の協力にコリーを頼んだ。

捜査は進み、ナタリーの恋人である白人・マットの殺害を知る。

マットは堀削所で警備員をしており、宿舎にナタリーを迎え入れる。悪く、仕事仲間が帰ってきてしまい、泥酔状態のまま2人に絡む。

状況はヒートアップし、2人は殺害されてしまったのだ。

コリーとジェーンは問題のある宿舎に押し寄せる。コリーはスノーモービルで向かうがその途中でマットの遺体を発見する。

危険を察知し、ジェーンに無線を入れるがつながらなかった。

ジェーンは堀削署の警備員たち質問をするが、不自然な対応をしており、お互い銃口を向けあう緊迫状態に発展する。なんとかジェーンが場の緊張をほぐし、宿舎のドアの前に立った。

犯人逮捕まであと一歩のところだったが・・・

 

まとめると本作を胸糞が悪いとか低次元で評価するのはお門違いである。

ラストシーンのテロップがとても印象的だった。

ネイティブ・アメリカン女性の失踪者に関する統計調査は存在しない。失踪者の数は不明のままである」

これはアメリカの闇にも発展する。

それでも白人は気にしないだろう。自分たちが正しいと確信に満ち満ちているからな。