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キャリーを観たよ

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2013年公開。監督はキンパリー・ピアース。出演はクロエ・グレース・モレッツジュリアン・ムーアジュディ・グリアポーシャ・ダブルデイ、アレックス・ラッセル、ガブリエラ・ワイルド、アンセル・エルゴード。ジャンルはホラー。

原作はスティーブン・キングの同名小説より。彼の長編小説デビュー作であり、高校教師を務めながら執筆活動を行っていた当時、いじめられっ子の女の子にインスパイアを受け完成した本作。いつも思うことだが、ハイスクールでイケてないもしくはいじめられている役者がイケメンorカワイイため本当にいじめられるのか疑問を感じる。まあこの辺は映画なんでね、ご愛嬌でよろしいのでは無いでしょうか。スパイディのトムホランドといい、彼のようなイケメンは線が細くてもジョックからのいじめの対象になるのかどうかは議論が必要でござる(そんなこと議論する必要ある?w)

はいでは本作についてですが、冒頭から嫌なシーンです。お母さんが生んだ子ども。でもその子どもにはきっと何かが宿っている。悪霊のようなものだ。母親は子どもを殺そうか悩む。俺は赤ちゃんの出産シーンや生まれたばかりの赤ちゃんというのはどうしても苦手だ。しかもホラーシーンに使われているとなると何が起こるかわからん訳で不安で仕方なくなるわけです。でもよく1人で産む覚悟を持ったよな。肝っ玉母ちゃんだなあ。とか色んな想像膨らましてしまう。余計なこと考える癖ですわな。てな感じで冒頭から引き込まれたのは間違いないですね。その赤ちゃんこそ本作の主人公であるキャリーなのです。そんな彼女は気弱で神経質な女の子。高校ではいじめの対象とされてしまいます。そんな彼女は体育の授業が終わったあとに月経がはじまるんです。女の子であれば誰しもが通る道ですよね。そこで彼女はパニックを起こす訳です。シャワー室で泣き叫ぶ彼女それを見ているクラスメイトたちは呆然。まだ彼女の特殊能力については分かりません。ものを動かす能力について気付いたのはしつこい母親から開放されようとキャリーが思ったからです。反抗期というか思春期の女の子特有の悩みですよ。親からの束縛を避け友達だったり恋人を優先するのは仕方の無いことです。そういった複雑な感情が母親からから離れたいと心の底から思ったのでしょう。母親を物置に追いやりボーイフレンドとのプロムパーティーへ出かける彼女。クラスメイトへの復讐に走る彼女は完全に壊れています。キングデビュー作にしてもっともキングらしくない作品。そんなキャリー是非ご鑑賞あれ。