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レオンを観たよ

ネタバレ考察】映画『レオン』は人間性神話が崩壊した今も名作と呼べるのか? | ナガの映画の果てまで

1994年公開。監督はリュック・ベンソン。出演はジャン・レノナタリー・ポートマンゲイリー・オールドマンダニー・アイエロ。ジャンルはアクション。

不朽の名作と名高い本作。

プロの殺し屋が一人の少女に恋をする。少女は殺し屋を誘惑する。殺し屋は少女の魅力にどっぷり遣ってしまう。まるで麻薬のように。これじゃ風俗行くのやめられない親父と一緒じゃないか。なんてことを思う人もいるだろうし、これなんてロリコン映画?なんて飛びつく人もいるかもしれない。

ロリコンに極めて敏感な日本人は、本作のナタリー・ポートマンの演技・仕草にどきっとする瞬間が少なからず50回程度はあっただろう。

彼女は当時13か14歳かそこらである。それでも人を惹きつける才能を持っており、天性のものである。

ただ悲しい世の中なもんで子役で売れた女優の寿命は短いのが通説である。しかし、彼女は「ブラック・スワン」でアカデミー主演女優賞を獲得するなど、その実力は筋金入りのもだと証明しているのだ。うむ、実力者だ、間違いない。

あとどうでもいい話だが、本作を観ると無性に牛乳が飲みたくなる。しかも、農協牛乳が飲みたくなる。princeの「バット・ダンス」が浮かぶから辞めてほしい。本当に意味が分からない。

 

それではあらすじを語ります。

舞台はアメリカ・ニューヨーク。

主人公「レオン」はイタリア系移民でプロの殺し屋だった。レストラン店主のトニーから仕事の依頼を受ける日々を過ごしていた。

ある日、マンションの近くで1人の少女「マチルダ」を見つける。彼女は煙草を吸っており、顔には誰かからぶたれた跡があった。レオンはそれを見かけ、「どうした?」と話しかける。

チルダは人生について問うとレオンは「つらいさ」と言った。

短いながらもその会話はお互いシンパシーを感じる瞬間だった。

その翌日、マチルダの父ジョセフが麻薬密売組織の商品を横領したことを見抜き、「スタンスフィールド」とその一味が部屋に押し掛ける。

ジョセフは開き直り銃撃戦となり、マチルダの家族は弟を含め皆殺しされた。買い物から帰ってきたマチルダはその惨劇を見て、レオンの部屋に向かった。

その現状を見ていたレオンは、マチルダを部屋に入れることを最初はためらったが、泣き出す彼女を見て居ても立っても居られなくなり部屋に入れることにした。

そして2人は共同生活を開始する。

2人に待ち受けていたのは一体・・・

 

本作は通常版と完全版の2種類が存在している。

米国では公開に向けて最終ジャッジは監督よりもプロデューサーに権限がある為、珍しくはないらしい。日本の場合は完全に監督が権限を持っている為、バージョン違いというのはほぼ見られない。しかし、意図して行わる場合もあったりする。

通常版でカットされたシーンは

・マチルダはレオンから殺しの訓練を受けその後2人はレストランで食事をする。

・ホテルでマチルダの恋心をレオンに伝える。

上記のシーンは「刺激的すぎる」、「不健全である」という理由でカットされた。

散々下ネタ映画を量産するくせに、未成年の恋愛には口うるさいアメリカさん。でもそんなアメリカが俺は好きだ。でも嫌いだ。

そんな訳の分からぬ感情を抱く今日この頃であった。