ルーシーを観たよ
2014年公開。監督はリュック・ベッソン。出演はスカーレット・ヨハンセン、モーガン・フリーマン、チェ・ミンシク、アムール・ワケド。ジャンルはアクション。
スカーレット・ヨハンセンがこれでもかと暴れまくる映画である。
本作のテーマとしては人間の脳は普段は10%しか使い切れてない、それが100%使えるようになったらどうなるのかと言うもの。脳科学の知見をもとに、マフィアとともに戦う女性ヨハンセンの美しさに拍手喝采の本作である。
そして最後の最後で、え?人間ってこうなっちゃうんだ!って言う衝撃展開。これはあまりにも虚しかった。なんかこう本作で伝えたかったことって脳科学うんぬんじゃないのかい?ベンソン監督よあんた本当はヨハンセンのこと相当好きだろ?だからって監督の威厳ってものはないのかい?もはや俺にとってヨハンセンを推す映画はこりごりである。これを本来であれば『ブラック・ウィドウ』の回で言うべきだったのかもしれないが、ルーシー観てなかったんだもんしゃーないやんけと言い訳させてくだせい。
それではあらすじを語ります。
主人公ルーシーは台北のホテルで闇取引に巻き込まれ、腹部にCPH4という新種の麻薬が入った袋を埋め込まれてしまう。
この麻薬は脳の潜在能力を最大限まで引き出すというものだった。
ルーシーは別のマフィアに捕まり激しい拷問を受け、その弾みで体内のCPH4が破裂してしまう。彼女の脳は麻薬の力により超人と化しその場から脱出する。
ルーシーの脳は研ぎ澄まされ、マフィアの事務所を襲撃する。残りのCPH4を入手する為、ボスのMr.チャンから運び屋の行く先の情報を入手する。
なんとかCPH4の入手に成功し、脳科学の権威ノーマン博士に会いに行こうとする。
しかし、ルーシーの脳は次々と覚醒していき、とどまることを知らなかった。
ノーマン博士と面会を果たし、遂にルーシーの脳は100%覚醒することになった・・・
本作のツッコミどころとして舞台は台湾であるがマフィアが韓国人という異色の設定である。いや台湾人でええやん、なに韓国人使ってんねん。西洋人がアジア人に対して何一つとして理解を示していない証拠である。
そのマフィアの手下みたいな感じ、台湾人が登場するが、それもなんかどうしようもないようなゴロツキを起用しているわけですよ。
あとはヨハンセンが彼らに放った「英語は話せないの!?」って言うのもなんだかナンセンスだよなぁ。英語は世界の言語ではあるが、あまりにもその想いが英語を母国語として話す人達から伝わってくる。
とはいえ脳が覚醒してくるにつれ、話してる会話の内容、相手の動きから何から何まで予測が着くというのは人間を超越した何かである。コンピューターのプログラミングなんておちゃのこさいさいである。もはや人間ではない何かにヨハンセンはなれたのである。高度経済成長によってもたらされた豊かな生活に対し「もはや戦後ではない」と日本人は語ったが彼女も「もはや人間ではない」のである。
やはりこれからもヨハンセンからは目が離せないのであった。