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映画ビリギャルを観たよ

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2015年公開。監督は土井祐泰。出演は有村架純伊藤淳史野村周平松井愛莉、大内田悠平、吉田羊、奥田こころあがた森魚安田顕田中哲司、ジャンルはノンフィクション、ドラマ。

一時期話題になったビリギャル。偏差値40の素行不良ギャルが一念発起し日本の私立大学の最高峰である慶應大に現役合格した女性の物語。これの何がすごいって全て実話なんだから驚きである。頭の善し悪しや勉強の出来不出来は家庭環境で決まる説が巷では流行しているが、そんな三流理論を覆す映画である。主人公・さやかは有村架純が演じている。本作を観ようと思ったきっかけは純粋に有村架純に最近ハマっているから。それだけである。何も今から勉強頑張ろうなんて思ってないですよ。by Fラン私立のエスカレーター大卒・29歳男。

この映画はあくまでもビリギャルのポテンシャルが高すぎると言うだけで、普通に勉強頑張って私立の早慶受かるってことはないんよね。それだったらみんな勉強してるよって話で、ただ単にビリギャルことさやかちゃんが勉強に対する才能を持っていたってことですよ。塾の先生のおかげで受かったみたいな空気感出してますけど、ぶっちゃけ先生は何もしてませんw いやしてますけど、さやかちゃんのことを『よく頑張ったなあ、よしよし偉いぞ!いつも頑張ってて凄い』と褒めたたえているだけです。そんな伊藤淳史はまるでBPOサービスのSVのようです。この手の映画は自己啓発本を想起させるような内容となってますね。落ちこぼれがある日を境に猛勉強して、志望校に合格するというサクセスストーリーですが、みんながみんなそうなるとは限りません。元々この映画も自己啓発本なんやけども。

てな感じでございますが、さやかちゃんの家庭環境が複雑でこの辺がドラマチックで良かったですね。父親の田中哲司は野球少年の息子にべったりで、娘のことなんか見向きもしない。なんでこの人はこんなにろくでもない役が似合うんだろう。むしろろくでもない役以外見たことがないw 一方、母親の吉田羊は家事をしながら、娘の塾代を稼ぐために佐川急便の仕分けのアルバイトをこなしています。あんな泥臭い現場にこんな綺麗なお姉さんいないよw そういった家族の支えや友達の支えがありさやかちゃんは慶應大学総合政策学部に合格しました。頑張りたい時に観るとより一層頑張れる映画です。有村架純にキュンキュンしたい人は是非ともご覧あれ。