Everything will be fine.

少しでも笑ってやってください!

シャッターアイランドを観たよ

シャッター アイランド||洋画専門チャンネル ザ・シネマ

2010年公開。監督はマーティン・スコセッシ。出演はレオナルド・ディカプリオマーク・ラファロベン・キングスレー。原作はデニス・ルヘインによる原作小説『シャッターアイランド』。ジャンルはサイコスリラー。

行方不明の女性が残した謎のメッセージを手掛かりに連邦保安官が謎の孤島(シャッターアイランド)を訪れる。謎の孤島にある精神病院に管理されている患者たちと医師たちの不可解な言動に保安官の2人は疑問を抱いていく。

素朴な疑問だがどうしてアメリカ人の男性はアスピリンが好きなのだろうか。ターミネーター2のシュワルツェネッガーの影響だろうか。そんなに万能薬なの?日本でいうところのバファリンみたいなものなのかな?主人公のディカプリオもアスピリンを求めているシーンがある。非常に不思議である。

本作は全体的にダークな雰囲気が漂っていて、マーティン・スコセッシ×レオナルド・ディカプリオという黄金タッグの作品だ。おまけにスコセッシはサスペンス初挑戦と言うことでかなり気合の入ったつくりとなっている。本作が難解と呼ばれる点はそこにある気がするんだよなあ。スコセッシ作品はデニーロとのコンビで『タクシー・ドライバー』、『キングオブ・コメディ』を鑑賞したが、人間の闇に重点を置いた作りがスコセッシの最大の魅力のような気がするんですよ。あくまでも個人の感想ですよ。そんでもってこの二つしか観たことないですけど。この二つは主人公が妄想癖なんですよね。そんでもって本作の主人公も妄想癖を患っています。医者もたじたじです。終盤にかけての主人公が一番狂っていたという事実にかけての畳みかけは圧巻ですね。妄想癖という精神病に苦悩する姿っていうのがないんですよ。むしろ現実逃避ですね。これが精神病の怖いところなのでしょうか。と見せかけての実はロボトミー手術を受けるための策略だったと考えるとまさに『真実の行方』。もうこういうオチやめてよwしかしまーそういった人間が持っている狂気性とか、本当は一番おかしいのは自然界で人間でっせと警鐘を鳴らすスコセッシ監督は本当に偉大な監督であると再認識しましたね。

あと、ロボトミー手術って実際に行われていてみたいですね。1930年代にかけて爆発的な流行となりました。『カッコーの巣の上で』では廃人となってしまったジャック・ニコルソンが印象的だったけど、ディカプリオはどうなるのかな。苦悩によって日々を過ごすぐらいだったら怠惰な生き方で余生を過ごす方がいいのかね。堕天使って言葉かっこいいよね。色々と考えるとても一度や二度観ただけでは理解できない、そんな映画でした。