スーサイド・スクワッド"極"悪党、集結を観たよ
2021年公開。監督はジェームズ・ガン。出演はマーゴット・ロビー、イドリス・エルバ、ジョン・シナ、ジョエル・キナマン、デヴィット・ダストマルチャン、シルベスター・スターローン。ジャンルはアクション。
DCコミックのヴィランが集結し世界を救う。複数の悪役が主役の映画って今まであまり無かったよなーと思いつつ、予備知識も何も無いまま鑑賞。今回はネタバレも一切しませんので、ぜひとも劇場でご覧下さい。(お前はユニバーサルの広告塔かや!)
本作の見どころは豪快なアクション。敵味方問わず人が死んでいく様は観ていてとてもスッキリするので、ストレス発散には効果てきめんだ。おまけに味方も半分以上死ぬし、仲間同士で殺し合いだってする。そんな不謹慎極まりない連中はまさにアルマゲドンそのものである。ラストシーンで仲間の半分は命を落としてしまっているのに笑顔でAJを迎え入れるリヴ・タイラーさながらである。
でも本作はアルマゲドンと同じくキャラクターに対する思い入れは皆無である。仲間同士が殺し合いをして、誰が死のうが悲しんだりしないのだ。この点はアベンジャーズのようなキャラクタービジネスが秀逸なマーベル社とは一線を画す。DCコミックのジャスティス・リーグはどうなのだろうか。流石に正義のヒーローなので、本作のように安易な殺し合いに発展する可能性は限りなく0に近いのだけど、マーベル・ヒーローズよりキャラビジネスが上手いかどうかはまた別の話である。
それでは今回は本作のストーリーそのものよりもジョン・シナとシルベスター・スターローンの二大スターについて語りたいと思いまする。
【シルベスター・スターローン】
『1970年~2020年の6つの年代で週末興行収入トップ10入の主演作を持っている。』
あんたは中島みゆきかいや・・・。因みにこの大記録を持っているのはクリント・イーストウッド、ジャッキー・チェンと彼の3人のみである。本作で彼の主演作品を取り上げたことは無いが、Netflixで視聴可能のデモリションマンが非常に気になっているので、時間がある時に観たいと思いまする。
【ジョン・シナ】
『WWEのトップスターであるジョン・シナはギミック上、善玉だが一部の客層からはブーイングを喰らっている。』
この現象が起きているのは何故かと言うとプロレスには台本があり、脚本家が存在している。プロレスはショービジネスであり、団体側がプッシュするキャラクターの実力が伴い事が要因である。
ジョン・シナはデビューして僅か2年ほどでトップスターの仲間入を果たしている。しかし、玄人目線からすると今まで活躍して団体を引っ張ってきたスター選手が新人であるシナに踏み台にされている姿から不平不満を募る者が増えたのであった。
本人はヒールになりたいと願っているが、団体側は未だにベビーフェイスとして胸を張ってくれと言われているが、俳優で成功すればもうWWEに戻ることは無いのかもしれない。
ということで本日もタメにならないうんちくにお付き合い頂き、誠にありがとうございました。