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アンタッチャブルを観たよ

ロケ地に衣装に見どころ多すぎ!『アンタッチャブル』は故モリコーネの音楽に心震える奇跡的な傑作!! | 映画 | BANGER!!!

1987年公開。監督はブライアン・デ・パルマ。出演はケビン・コスナーショーン・コネリー、チャールズ・マーティンスミス、アンディ・ガルシアロバート・デニーロ。ジャンルはアクション・クライム映画。

禁酒法時代のアメリカ・シカゴは酒の密売・密輸や裏金の闇取引など犯罪が多発していた。裏社会を取り締まる暗黒界のボスである「アル・カポネ」逮捕に向けて財務官「エリオット・ネス」を中心に捜査チーム「アンタッチャブル」が結成される。

主演のケビン・コスナーは本作をきっかけにハリウッド・スターの仲間入りを果たす。主人公の自伝を基に制作された映画であり、ノンフィクション映画でもある。しかし、実話とは異なる部分が多く存在している。

・ネスは司法省の検事の禁酒法違反・所得税法違反により捜査主任に抜擢されるが、実は脱税での摘発が本命であり囮だった。

・捜査チームはネスが選んだ4人ではなく、財務省が任命した役人11人。

・フランク・ニッティはネスに屋上から落とされ死ぬが、アル・カポネ逮捕後の後任のプレッシャーから自殺した。

 

それではあらすじを話します。

1930年、地元の警察官や裁判所を買収しているマフィア達により、シカゴの町に犯罪が横行していた。財務省に派遣された「エリオット・ネス」は、赴任早々、酒の密造所への摘発に乗り出す。しかし買収された警察官が情報を漏らしていた為、失敗に終わる。

地元の記者にその場を撮られネタにされてしまう。落ち込んでいると、20年間現場一筋の警察官「ジム・マローン」と出会う。

翌日の出勤日に、抗争により命を絶った少女の母がネスのもとに訪れる。ネスはアル・カポネ逮捕に向けてチームを結成する決意をする。

ネスは早速動き出し、昨日出会ったマローンを仲間に誘う。しかし、マローンは町の実権を握っている「アル・カポネ」逮捕に対し萎縮するも、警察官としての使命を果たす覚悟を決め、チーム入りをする。

チームはさらなる強化を求め、警察学校生徒の「ジョージ・ストーン」、財務省経理として派遣された「オスカー・ウォレス」をチームに加え個性は揃いの捜査チーム「アンタッチャブル」が結成された。

捜査は難航し、ウォレス、マローンをカポネ・ファミリーのフランクにより失ってしまう。失意の中、それでもアル・カポネを捕まえようと燃えるネス。

そして、チームはマフィアの会計係を確保するためシカゴ・ユニオン駅へ向かう。

カポネ・ファミリーとの熾烈な銃撃戦の末、会計係を確保しカポネの予備審判が開始される。

予備審判でカポネは余裕の表情をしており、怪しい行動が目立つ。それを見たネスはフランクを追い出すよう法廷に求める。

カポネの逮捕は実現するのだろうか・・・

 

本作は実話を基にした作品でもあるが、かなり粗削りなシーンが登場する。

冒頭で構想に巻き込まれる子どもなんてまさにその例でして、子どもすら殺すんかいって感じましたな。

それもこれも時代設定が1920年~1930年と世界恐慌もあり混沌の時代を迎えていたアメリカ。そして本作が制作された1987年と言うのも今よりも、コンプライアンスにそこまでうるさくなかったからできた表現なのだろう。

今もし本作が後悔ってなったら批判が殺到しそうなそんな緊張感もある作品であった。