ランペイジ 巨獣大乱闘を観たよ
2018年公開。監督はブラット・ペイトン。出演はドウェイン・ジョンソン、ナオミ・ハリス、マリン・アッカーマン、ジェフリー・ディーン・モーガン。ジャンルはパニック、アクション。
何も考えずに楽しめる映画。これを作らせたらアメリカは世界一である。異論はないはずである。アメリカのエンターテイメントの強さはここにあると思う。何も考えずに楽しいもの作ろうぜといったクリエイティブ魂はフジテレビのキャッチフレーズ”楽しくなければテレビじゃない”と同じような感覚である。今フジテレビが好きなんて言うももんなら「この非国民!」と非難を浴びてしまいそうだが、フジテレビが天下を獲っていた時代もあるのですよ。
アメリカも何も考えずに楽しめる映画を量産していてその映画が天下を獲っていた時期があったのである。作品名とか監督名は伏せておくが、国民全員が夢中になって観た映画が実は何も考えずに楽しめる映画と言うのは良く考えてみると恐ろしいものである。本作は子ども向け映画のような宣伝ポスターとタイトルとなっているが、子どもからお年寄りまで楽しめる家族で観ると楽しいぜって映画である。映画って急にエッチなシーンになったり家族で観てると気まずい瞬間ってあるやん。本作はそれとは皆無なので安心してお子様と観れる作品に出来上がっているのだ。いや、ちょっとおじいちゃんおばあちゃんだと疲れちゃうかもな。
それにしてもロックが映画に出ている作品は非常に多い。もはやハリウッドスターの仲間入りである。そんなロックのアクションもさることながら本作の特徴は巨大になった動物たちが街を襲い、人々の安寧秩序を脅かす物語となっている。パニック映画も色々あるけど、このように巨大になった動物たちが人間を襲うっていうのは人間が行ってきた今までの愚行に対する警鐘でもあるんだわな。元々、動物だって大きかった訳だし、恐竜も実際に居たんですから。それが地球に適応できなくなって絶滅したり姿かたちを変えて生きているってことです。そう考えると今は5GだのSNSだのなんだってネットワーク社会になって便利な世の中って言われてますけど、私たちが生きている今が最も優れているとは限らのですよ。今よりも発達した時代がもしかしたらあったのかもしれないんですから、分からないんですよ。もしかしたらメソポタミア文明の時代が一番発達していたのかもしれないし、その辺は調べようがないでしょう。便利な世の中って誰が決めたんですか。我々、人間が勝手な都合で決めただけでしょう。コロナコロナって騒いでますけど、他の動物からしたら人間なんてウイルスと一緒ですよ。本作については何も語ることはないです!金曜の夜に観る映画!以上!