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ヴィジットを観たよ

こんなおばあちゃん怖すぎる!シャマラン監督最新作「ヴィジット」本編映像公開 : 映画ニュース - 映画.com

2015年公開。監督はM・ナイト・ジャマラン。出演はオリビア・デヨング、エド・オクセンボールド、キャスリン・ハーン。ジャンルはホラー。

本作はコンジアム的な手法で作られている映画です。ちゃっちいB級感テイストが特徴的。やっぱりホラーは低予算じゃないとなあ。これがホラー映画の良さですよ。キャスティングも誰だか分からないような人たち。アメリカではホラー映画は軽視されている。日本とは偉い違いだ。Jホラー屈指の名作『CURE/キュア』では名俳優・役所広司を起用し、『リング』では松嶋菜々子&真田広之である。もはやホラー映画の階段を上がらない限り、トップスターにはなれないんじゃないかと思わせるぐらいのおいしいポジションである。それもそのはずである。アメリカのスクールカーストでトップを貼る体育会系ジョックの体型を見てみたまえ。あんなに立派なマッチョがいたら幽霊も怖くて近づけないのである。つまりお化けや幽霊なんかよりアメリカのマッチョの方が怖いし、何をしでかすか分からないのである。因みにアメリカの学校では警備員が常駐しているらしい。日々、自販機やらいろいろなものが破壊されるからである。アメリカの自己中心的考えはこういった学生生活からもつながっているのではないかと思われる。

前置きが長くなりましたが、祖父母の家に遊びに来た姉弟2人が映画を製作している。しかし、祖父母の様子がおかしいのである。おばあちゃんは夜中一人で叫んでいるではないですか。これは怪しい。おまけに次の日に兄弟で外で暗がりの中小屋みたいなところで匍匐体制で遊んでいると、1人怪しい奴がいる・・・。それがおばあちゃんなのである。母親からは「おばあちゃんは精神的な病気なのよ。だから仕方ないの」と言われたものの、兄弟2人は不安で一杯である。不安要素はおばあちゃんだけではなく、おじいちゃんにもあった。突然、見知らぬ男をおそいかかったのだ。『おい、いつまで見てんだコノヤロウ!』。必死に止める姉。勇敢な姉だ。そんな2人は一週間この田舎町で、異様な行動をとる老夫婦と一緒に過ごさなくてはならない。

シングルマザーのもとで育つ2人はちょくちょくお母さんに連絡を入れた。もう頼りはお母さんとうちらだけだ。とにかく一週間乗り切ろう、そんな面持ちだろう。いつものように、母とリモート電話していると母があることに気付く。老夫婦2人を見て「これうちの親じゃねえよ!」えぇーーー!?びっくりくりくり(以下略)である。血のつながりのない赤の他人と兄弟は過ごしていたのである。本当のおじいちゃんおばあちゃんは奴らに殺されてしまったのだ。恐ろしい。こんな体験を多感な時期にしてしまったら間違いなくトラウマものである。ラストシーンの元旦とのホームビデオは胸が熱くなりましたな。それではまた明日。