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キャビンを観たよ

キャビン – クロックワークス公式サイト – THE KLOCKWORX

2012年公開。監督はドリュー・ゴダード。出演はクリステン・コノリークリス・ヘムズワース、アンナ・ハッチソン、フラン・クランツ、ジェシー・ウィリアムズ。ジャンルはホラー。

ホラー映画ファン必見の本作。ホラーマニアであればあるほど「あるあるこの設定良く見るわあ!」とテンションが上がるだろう。シャイニングの双子も出てくるぞ。しかしまー、あの双子ちゃんの登場頻度は異例である。スリップノット/スピット・イット・アウトにも出てくるしレディ・プレイヤー1にも出てるし、米国人のシャイニングファンは5人に1人いそうである(完全なる肌感覚)。

登場人物は大学生の男女5人組である。それぞれキャラクターのは処女、淫乱、学者、体育会系、愚か者(?)といった特性があり、そもそもアメリカってカースト制でしょ?ジョックとナードが仲良く旅行なんて釣り合うんかいなと前のめりに突っ込んでしまいそうになるがそこは置いておくとしよう。体育会系とビッチが出来てて、処女と学者がいい感じになるんだけど、ホラー映画にセックスは厳禁である。ビッチは真っ先に殺されてしまう。

大学生一行は大自然の中、ぽつんと建っている小屋に泊るんだけど、その小屋を管制室で監視する者達がいるのよね。管制室の者達は様々な怪人やらモンスターを保管していて、まるでゲームのように怪人たちを大学生のもとに送り込んで苦しめる。

その対象は大学生だけではなく世界に及んでおり、世界各国の監視をしていた。そんな恐ろしい謎の組織に立ち向かうことになる若者たちだったが、最終的に生き残ったのは処女と愚か者である。ここにもホラー映画の定説として生き残ることが出来るのは処女と言った小ネタが含まれている。しかし、組織の謎については特に触れられることもなくあっさりと処女と愚か者によって崩壊されてしまう管理のなってなさ。これはいかがなものなのかいと甚だ疑問である。しかも、謎の組織も割と早々にネタバレしているので、その辺の潔さは評価したいと思う。

 

それにしてもだ。男女の仲良い5人組には到底思えない訳で、この体育会系×ビッチがいちゃこらしている姿を見せられるというのも仲間からすると不愉快なのではなかろうか。まあ、分からんそこは映画なので仕方ないがこのキャラクターの性質がどうしても不自然な気がしてならないのである。でもまーこれも落ちに必要な要素だったのでそのために、収集されていたのかと思うと偶然という名の必然と言うか、運命が手繰り寄せた罠だったのかも。