ファインディング・ニモを観たよ

2003年公開。ジャンルはアドベンチャー。ディズニー×ピクサー共同のフル3DCGアニメーション映画である。続編は2016年公開の『ファインディング・ドリー』。ディズニーアトラクションではどちらもシーに『ニモ&フレンズ・シーライダー』と『タートル・トーク』がある。タートル・トークやってみたい！因みに僕はどちらも未経験のニモ貞です。さっそくやっていきます。よろしくおねがいします。

タイトルはニモであるが、主人公はニモの父親であるカクレクマノミのマーリンである。そしてマーリンの相棒はナンヨウハギのドリー。マーリンはカマスの襲撃により妻をなくしてしまったトラウマから息子のニモに対する偏愛っぷりが半端なくなってしまった人(？)の話を聞かない自己中心的な魚である。声優は木梨憲武だ。まさにとんねるずでは貴さんよりもなにをしでかすか分からないそんな雰囲気を持つ憲さんにぴったりである。マーリンはとても過保護でニモを思いやっている。しかしその愛は過剰すぎてニモを苦しめていたのだった。そんなマーリンの相方を務めるのがドリー。次回作では主役に大抜擢される。とにもかくにもすぐ忘れてしまうので、物事を覚えておくことが出来ない。コミュ力おばけとはまさに彼女にささげる言葉で、サメ相手にも一切動じない。ドリー扮する室井滋ってことで一度聞いたら忘れない声をしているとは彼女の声のことを指しているのだろう。

そんな2人(？)が人間にさらわれてしまったニモを助けに行くのだ。道中では様々な海の生物たちと出会う。そんな生物たちを観ながら海って広いなーすげーなーと思いながらも、地球の7割は海であるという真実に驚いた。これは小学校で習うことなんだけど、あまりにも当たり前すぎて何も疑問を感じなかったんだけど、陸よりも海の方が神秘的で地球の象徴であることに気付いた。俺たち人間が！なんて小さいこと言ってたら海に笑われるぜ！と。つまりですわな、人間も海を目の前にしたら何が起こるか分かりませんぞと言う話である。いやこれはジョーズ観ていうことか！そしたら本作で言えることはとにもかくにも世界って広いぜって話ですわ(その発言が広すぎぃ！)

個人的にはニモがさらわれた水槽で出会う仲間たちが好き。魚たちが人間に抱えている心境ってあんな感じなんだろうな。それはきっと魚だけではなく飼っているペット全体に言えることだ。自分のペットを可愛がっているからといって動物たちが人間に信頼を寄せるとは思えない。自然でありのまま過ごすことが一番なのである。でも水族館好きですよ、楽しいじゃないですか。ニモを探すマーリンには中島みゆき/ファイト！を贈りたいです。