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フェイスオフを観たよ

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1997年公開。監督はジョン・ウー。出演はジョン・トラボルタニコラス・ケイジジョアン・アレンジーナ・ガーションアレッサンドロ・ニヴォラ。ジャンルはアクション。

ジョン・ウー監督の出世作であり、ニコラス・ケイジとトラボルタという二大スターが共演した傑作。タイトルにあるフェイスオフとは対面するという意味とアイスホッケーでは仕切り直しという2つの意味が含まれている。その名の通り二大スターのバトルが見物である。ド迫力のカーチェイスとメキシカンスタンド。メキシカンスタンドとは至近距離で互いに拳銃を向け合うというもの。緊張感冷めやらぬまま繰り広げられるアクションも見物だがそれだけではなく顔の入れ替わった2人のストーリーもドラマチックである。ニコラス・ケイジの顔芸と来たらこれほどまでかと思い知らされます。2人は白と黒であり光と闇な訳です。そんな2人が互いに入れ替わる瞬間というのはこれぞ役者魂と感じました。

主人公はトラボルタで彼はニコラス・ケイジにより息子を殺されてしまうんです。因縁の相手の逮捕になんとかこぎつることができたトラボルタでしたが、なんとロサンゼルスに爆弾を仕掛けていた事実を知ります。なんとかしてニコラス・ケイジの情報を入手しようと、顔の移植手術が行われることになります。この極秘任務に苦慮するトラボルタですが決死の覚悟を決め移植手術を行うことになります。鏡を見るとそこに映るのは憎き相手の顔というのは苦痛でしかありません。事実を受け入れることは容易くないでしょう。一方のニコラス・ケイジはトラボルタの顔となり関係者を殺害し、自分が仕掛けた爆弾を解除し英雄となった。おまけにトラボルタ自身の家族と交流をする。なんて悪いやつなのだろうか。トラボルタの気持ちを考えると地獄に落とされた気分であろう。でもやはり入れ替わった2人(ここで言うところの善がニコラス・ケイジで悪がトラボルタ)の方が設定上は違うんだけど王道の善悪設定だなと思った。本来は違うんやけど。ニコラス・ケイジが悪役というのはどうしても違和感があった。それでもきちんと悪役をこなしている。逆にトラボルタがベビーフェイスというのも斬新だった。この人こんな素敵な笑顔するんやと正直びっくりしました。てな感じで今日もありがとう。