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ブラック・スワンを観たよ

ブラック・スワンの動画視聴・あらすじ | U-NEXT

2010年公開。監督はダーレン・アフロノスキー。出演はナタリー・ポートマンヴァンサン・カッセルミラ・クニス。ジャンルはサイコスリラー。

主人公は神経質であり、メンタルが非常に弱い。そんな繊細でありながら、強く演技に没頭する女性を描いた本作。

途中から演技の為にと題し先生からキスされたりと(完全なるセクハラであるけしからん)バレエを通して成長(?)していく主人公をナタリー・ポートマンが熱演する。

しかしまあー母から監視されてバレエ漬けの日々というのは辛いものである。

そんな日々からのプレッシャーから性に目覚めて自慰を施そうとするところ、気付くとそこには母が・・・

あのシーンを観たときは、俺何見せられてんねんと感じましたよ。親の前で下ネタは絶対悪だし、ましてや自慰行為なんて見られた日にゃ立ち上がれんよ。ハイリスクハイリターンもいいところである。

あとささくれとか想像できる痛みが多くて観てるのが辛かった。拳銃に撃たれるよりも骨折られたりする描写の方が痛々しいなと感じる俺にとっては、観るのやめようか途中で考えちゃいましたよ。でも最後まで鑑賞した。そしたら何でこうなるの?っていうラストでまたしても頭が混乱してしまった。

ナタリーの映画ってあと『レオン』しか観たことがないので(観てるかもしれないが覚えてないのかも)成長したなあと感じました。何故か上からであるけしからん。

 

それでは簡単にあらすじを語ります。

アメリカ・ニューヨークで主人公ニナ・セイヤーズはバレエ実業団に所属し、ひたすらバレエの練習に励んでいた。

母親エリカの監視下で過ごすニナは立派なバレリーナとして周りから認められるようになるが、その一方で過度な期待からプレッシャーを感じていた。

舞台『白鳥の湖』の主役は誰もが憧れていた。その憧れはニナも例外ではなかった。そんな中、講師役トマとレッスン時に自身に足りない者は「開放的な姿勢」だと指摘を受ける。主演はヴェロニカだと告げられたニナは自身を主役に抜擢するよう申し出る。

しかし、トマの前で自信をさらけ出せなかったニナはひどく落ち込んだ。

そして配役発表の日にニナは主役の座を奪い取る。

果たして苦悩の日々を乗り越えることは出来るのか・・・

 

本作はサイコスリラーなんだけど、そこには犯人がいる訳ではなくて自分自身であるというのが特徴的だった。

自分自身の幻影・幻聴に悩まされた要因は周りの生徒、指導するコーチ、母親であったりと様々な影響によるものである。

もう少し気楽におちゃらけて考えてくれよナタリーと思いました。

でもそういったプロ意識的なのは日本人にとって美徳なので共感できる人も多いのではないだろうか。

最初はヨーロッパの作品か何かと思ったが、製作国はアメリカである。もう一度言うメイド・イン・アメリカなのじゃ!アメリカっぽさを微塵に感じさせないところが良いよね。