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スクリームを観たよ

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今は亡きウェスクレイヴンが新境地のホラーを開拓した作品。

彼の作品はエルム街の悪夢のようなスプラッター映画が殆どだった。まさに80年代は全盛期だったろう。

しかしこの作品により新たなホラー映画の製作に成功した。

ちなみにスクリームは現在4作まで出ているという。

私は本作しか観ていないが、これ以降はおそらく本作を超えることはないだろう。

まあね、ほんとこの映画は俺の中ではベストバウトに入るぐらい面白い。

昨日はキングのシャイニングについて語ったが、彼のモダンホラーと通ずるように、犯人は骸骨のお面をかぶった映画オタクと言うのだから、ちゃんちゃらおかしいな。

そういえばこの作品のパロディの最終絶叫計画っていうのが出てたな。でもこの作品は観たことがないのでわかりません。

よくハロウィンとかになると骸骨のお面をかぶったひとがいるじゃないですか。この作品が最初なのですよ。

ホラー通の俺からすると本作はホラーいうよりコメディに近いかもしれない。

それぐらい笑える作品ですので。

 

まずね冒頭から笑える。ETの子役をやっていたドリューバリモアがいきなり犯人に包丁で刺されて死んでしまうのだ。

人が死んで笑えるというのはなんとも不謹慎かもしれないが、ETで名を馳せたかつての子役が冒頭のエトセトラみたいな役をやって殺されるのだ。

彼女の女優魂といったら素晴らしいものである。

彼女が出ている作品「ラブソングができるまで」は本当に名作だ。

子役というのは本当に残酷なものである。安達祐実なんかそうだろう。子役から大人になるにつれて演技の幅を広げなくてはならない。子役の自分よりさらに上をいかなくてはならない葛藤というものはかなりのものだろう。芦田愛菜もきっと葛藤があったに違いないが、なんとなく安達祐実とかの時代に比べると違う気がする。志田未来しかり。

 

まあ日本の元子役に対してドリューのように演技で殺されてしまえと言っている訳ではないので悪しからず。

そしてこんなことを言っている僕が殺されてしまえばいいと思いました、はい!

 

てな感じで熱くなりすぎてしまったわけだが、ラストがまぬけすぎるのが憎めないよね。

映画おたくの仲間たちのうちの男で主人公を殺すことをたくらむんだけど、ホラー映画の美学みたいなところで犯人が包丁で殺しあうなんて。

そういえば主人公がその映画オタクの犯人から電話がかかってきたときに、ホラー映画のおきまりのパターンについて話し合うんだけど、私は引っかからないわって言っておきながらまんまと罠にはまってしまうのもこの映画の楽しみ方の一つのような気がする。

 

90年代というのは本当に素晴らしい映画だらけなんだけど、本作もそのうちの一つだ。異論はないだろう。