Everything will be fine.

少しでも笑ってやってください!

Without a thinking we were caught in fire

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どうもそれんそんです。おはようございます。更新時間が朝に変更になりました。ということでブログ書いていきます。黒沢清映画特集ということで以前も紹介した「Cure」という映画についてですね少しお話したいと思います。本作は黒沢清デビュー作であり最高傑作と称する方も多くいらっしゃると思います。ジャパニーズホラーの全盛期って90年中期~2000年前半位だと思うんですけど、リングとからせんとか着信アリ呪怨ぐらいかな?でもこれってポップホラーだと僕は思っていて、ホラー映画の中でも明るいんですよ。これを明るいって表現するのは自分に酔ってる証拠でもあるんですよね。お前ちゃんと見たことあんのかって話でもあるんですけど、あくまでもジャパニーズホラーの波に運良く乗っかった作品だと思ってます。これはリングの功績が大きいのではないでしょうか。ホラー映画といえば貞子といった髪の長いやせ細った女性を思い浮かべる方が多いのも頷けます。ホラー映画って定義するのが難しいじゃないですか。恋愛映画は悲劇のヒロインが誰かを愛するとか、アクション映画だったら主人公が銃撃避けてとか容易にイメージがつくんですけどホラー映画はなかなかイメージしづらいんですよね。リングてか貞子はそういった世間のイメージに定着していますから偉大ですよね。

そう考えると僕が好きなcureは影が薄いかもしれない。でも圧倒的ホラー感覚、不気味さで本作を超えるものに出会ったことが無いのですよ。本作のタイトルは元々「伝導者」ってタイトルだったんですけど、ラストシーンで主人公の高部は伝導者になったんですよね。間宮は伝導者を探しててその後継者は高部だったんですよ。鬼才・黒沢清は貞子とか俊雄といったキャラクターを使わずしてホラーを表現したんですよ。それは科学的には証明できない心霊・超常現象を映画で表現するっていう極めて挑戦的な試みだったし、フランツ・カフカ「虫」や安部公房「棒」に通ずる不条理さでもあるんですよ。これは凄いことやったな黒沢さん!ってことで今日もありがとう!