火花を観たよ
2017年公開。監督は板尾創路。出演は菅田将暉、桐谷健太、木村文乃、川谷修士、三浦誠己、加藤諒、高橋努、日野陽仁、山崎樹範。ジャンルはドラマ。
これはつまらなかったです。芸人によくあるよねっていう流れでして、これが実話だったかどうかについては触れていません。
原作は又吉直樹の芥川賞受賞作でミリオンセラーの『火花』。当時はかなり話題になりました。各メディアも又吉先生又吉先生とゴマをすっていた記憶があります。今ではお笑いコンビ・ピースは活動休止となっていますが、今後再結成は無いのではないでしょうか。そもそも仲悪そうだしw だけどエンディングにビートたけしの浅草キッドを将輝と桐谷が2人で歌っているのは胸が熱くなりましたな。この曲に芸人の人生がすべて詰め込まれているような、エンディングでまさかやられるとはって感じでした。作品全体を通してはこれといって見所があるとは感じませんでした。芸人の世界ではよくあることでは無いのでしょうか。長らくお笑いの世界では師弟関係が強かったのであります。師匠に弟子入りして経験を積むということが多かったのですが吉本が養成所を作り、そこから師匠を持たない芸人が多数生まれてきました。カリスマ性を持った桐谷に魅力を感じ将輝が弟子入り志願するというもの。しかしその条件として桐谷は2人の日記を作って欲しいと将輝に条件を出します。芸人交換日記でしょうか。そういえば又吉先生はネタを作る時にノートにひたすら文字を書きまくるとインタビューで答えていました。その辺が少し似ているかなあと感じましたね。でもお笑いの媒体を映画でやるって難しいのですよ。天才・板尾創路を監督にしたとてこの現状は変わらないわけで将輝と神木隆之介と大賀の『コントがはじまる』でもコントの良さは伝わってないわけです。それよりも3人の人間模様が魅力的な作品なわけですよ。ってな訳でお笑いをドラマや映画で表現しようとすると滑るのは当たり前なんです。じゃあそこをどう面白くするかは芸人の私生活なんですよね。こういうのってなんか夢がないんですよ。昨日やった真実みたくリアルを追求する映画って自分には肌が合わないのかな。でもずっとファンタジーばかり観てるのも辛いですよ。実力と人気は比例しないというのが痛いほどわかりました。まさに俺のブログがそれを物語ってるよな〜〜〜〜。なんちゃって。ということで今日もありがとうございました!