Everything will be fine.

少しでも笑ってやってください!

プラダを着た悪魔を観たよ

f:id:goremonkey9999:20211031093637j:image

2006年公開。監督はデヴィッド・フランケル。出演はメリル・ストリープアン・ハサウェイスタンリー・トゥッチサイモン・ベイカーエミリー・ブラント、エイドリアン・グレニアー。ジャンルはドラマ。

有名大卒のジャーナリスト志望の女性が下積みとして選んだのはファッション雑誌社だった。しかしそこで待ち受けていたのは厳しい現実だった。この作品はそんなファッションの華やかさとは無縁で実はめちゃくちゃ泥臭いという現実を映し出しております。ファッション業界は厳しいというのは日本だけではなくアメリカ世界に共通することなのかもしれませんね。タイトルの「プラダを着た悪魔」とはメリル・ストリープのことです。主人公はアン・ハサウェイ

そんな2人の出会いは会社の面接です。主人公のアン・ハサウェイは完全になめています。「どうしてウチの会社を選んだの?」、「いや実は私ジャーナリストになりたくてとりあえず経験を積ませてください!」一瞬、表情を曇らせるメリル・ストリープ。日本の面接であれば完全にアウトです。しかし、彼女は見事採用となり。幸運なことにメリル・ストリープのもとで働くことになります。これが本当にファッションが好きな女性であれば大喜びです。でもハサウェイは違います。「あれ~受かっちゃった~ま~とりあえず働くわ何事も経験ね」と余裕をぶちかましています。しかし採用が決まってしまえばもうこちらのもの。朝の6時過ぎに電話で起こされ「早よ会社にこんかい」といきなり電話で呼び起こされます。入社式もないまま会社の説明も半ば乱暴なまま聞かされハサウェイの社会人生活がスタートとなります。そんな彼女の上司はエミリー・ブラントです。今やアンジーと並び強い女性の代表核である彼女が見られます。メリル・ストリープはこの道を歩んできたプロでありまして、自分に厳しく他人にも厳しいのです。部下からしたらただの厄介な上司です。発言も毒があります。その毒はハサウェイのファッションや体型についてでした。勉強中心の生活をしていたハサウェイはファッションといった誰かに見られること、他人に対する興味がありません。自分中心と言った感じです。そんな彼女にこれはモラハラ確定な発言をメリル・ストリープはしていきます。でも何故か嫌味に感じません。ここが不思議です。メリル・ストリープがなせる技でしょう。卓越した演技だからなのか。ストレートな物言いだからなのでしょうか。ハサウェイのアシスタント生活は続きます。このままジャーナリストになれるかどうか不安を抱えながらも日々の業務に邁進しているハサウェイはアンジーやエミリーと同じく戦う女性。フィールドは違えどオフィスという戦場です。これがファッション界の現実なのか。それにしてもすっぴんもそこまで変わらないメリル・ストリープ凄いです。