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LOOPER/ルーパーを観たよ

ルーパー

2012年公開。監督はライアン・ジョンソン。出演はブルース・ウィリス、ジョセフ・ゴードン、エミリー・ブラント。ジャンルはSF。

タイム・トラブル系第2弾ということで前回は『プリデスティネーション』をご紹介しましたが、今回は本作である。

米国と中国の共同制作と言うことだが、どこにチャイニーズ要素があるんだ?というツッコミはあえてしよう。

主人公と犯罪組織ルーパーの上司との会話で「中国はこれから伸びるから中国語を習え」的な会話。あと未来の主人公の奥さんがおそらく中国人である。以上の2点が本作に含まれるチャイニーズ要素である。

てか2012年の時点で中国は日本抜かして経済大国になってるし、これから伸びるっていうのはちょいと違和感があった。とはいえ本作の制作は2008年。なるほど納得しました。

 

それではあらすじを語ります。

主人公・ジョーは未来の犯罪組織で働く殺し屋「ルーパー」である。

舞台は2044年アメリカ・カンザス州。タイムトラブルは開発途中だが、30年後の2074年の世界ではタイム・トラベルが完成している。

その一方で「TK」と呼ばれるテレキネシスがの能力を持つ人間が10%いる。しかし、その能力はコインを動かせる程度であった。

ある日、ジョーは依頼通り処理をしようとしたところ、ループして現れたのは未来の自分だった。

未来の自分であるオールド・ジョーを殺そうとしたジョーだったが、反撃にあい未来の自分を逃がしてしまう。彼が標的にしているのは30年後に未来の犯罪王となる「レインメーカー」だった。彼は運命の女性と出会い、結婚をする。幸せな生活をしていたがレインメーカーに殺されてしまった。そんな未来を変えるためにレインメーカーを殺そうとするのだった。

オールド・ジョーは図書館に行き手のひらに書いた数字を頼りに該当者を3人割り当てる。右腕にベアトリクスという文字が浮き出るのを見て若い頃働いていたレストランへ向かう。

するとそこにはジョーが座っていた。オールド・ジョーは自分の計画について真相を明かす。しかし、ジョーは未来の自分を殺すことに躍起となる。でないと、組織の人間から殺されてしまうからだ。

2人の自分が相互する世界で、どのような結末が訪れるのか・・・

 

タイムパラドックス映画で気になるのが、過去を湾曲すると未来はどうなるのかという点である。しかしこの概念のせいで難解だと思われてしまうのである。視聴者は「え?これってどうなってるの?」と頭を悩ませてしまうのだ。非常に厄介である。

論理的に考える根が真面目な人間ほど、この罠にはまりやすい。だから難解という解釈が生まれてしまうのである。

しかし、そういった難解とか小難しいといった感想で本作を片付けてしまうのは勿体ない。ましてやつまらないなど口が裂けても言ってはいけないのである。

だからこそ俺たちのブルース・ウィルスがいるのだ。(ウィリスだっけ?そんなこと興味ナシ!)

しかもしかも、既視感あるぞこの設定。そして観ていくうちに段々と気づいていくんですよ。

未来の犯罪王になる男を過去で探し出し始末するウィリス。アスピリンを探すシーンあり。そんな子どもを守るジョセフ・ゴードン。最後は自身の命を絶つ。子どもの母親・エミリー・プラント。母親の名前サラ。なんかこれターミネーターぽくねえか!

てなると狙われる子どもがジョン・コナーかな?あの子の目つきがいいね。ふっくらしてて可愛い。

ということで考えるな感じろで本作はいくらでも面白くなるのであります。

では本日はこの辺で以上でございまする。