花様年華を観たよ
2000年公開。監督はウォン・カーウェイ。出演はトニー・レオン、マギー・チャン。ジャンルはラブ、ロマンス。
男女2人のいけない恋と見せかけておいて純愛(?)を描いた本作。
お互いの夫と妻が浮気していることに気付いた2人は徐々に距離を縮めていくんだけど、お互い距離感を保ちつつ、一線を越えないように慎重に接するわけですよ。
もっとドロドロの問題劇かと思ったが実際は儚い男女を描いた作品だと拍子抜けしてしまった。
トニー・レオンも色男だし、相手役のマギー・チャンも美しい。マギー・チャンの肉感がマニアからするとたまらんち会長である。
そして音楽がいやらしいのに、肉体関係持っても成立しそうな音楽なのに、2人が交わることはないのである。
にしてもである。成熟した大人の恋愛は合理的であるはず。お互い割り切って肉体関係に持ち込んでしまえば気持ち的にも楽になれるのではなかろうか。
それをお互いが望んでいないということは、心の底からお互いを思いあっていたからに違いないのである。
そうなるととても厄介で、これは心の浮気といえるだろう。
体の浮気よりタチが悪くないだろうか。
なんだかフランスの官能映画みたいだった。観たことはないけど。
・・・と調べてみたら製作国は香港×フランスっつーことで、西欧チックに作り上げたのだなと納得した。
それではまた明日!