鉄道員(ぽっぽや)を観たよ
1999年公開。監督は降旗康男。出演は高倉健、大竹しのぶ、広末涼子、吉岡秀隆、安藤政信、小林稔侍、志村けん。原作は浅野次郎の『鉄道員(ぽっぽや)』。ジャンルはヒューマン。
当時人気絶頂だった広末涼子の起用や、志村けんの映画初出演、音楽に坂本龍一を起用するなど話題を呼んだ。
のっけから時代を感じる東映の映像が流れます。
あの波が激しいやつ。VHSの仮面ライダーでよく見てたヤツだわさー。
そして高倉健が汽車を運転して曲が流れる。なんてノスタルジー溢れる作品なんだと、引き込まれてしまった。
雪国のホロマイ駅は実在する幾寅駅がロケ地だったということで、こんな雪国にどうやって生活すんねんと同じ日本でも想像を絶する程の違いを感じた。
それではあらすじを語ります。
真冬の北海道「幌舞駅」で勤務する佐藤乙松は来る日も来る日も鉄道員として駅に立ち続けていた。
そんな幌舞は廃線が決まっていた。
愛する静江と出会い「雪子」という子どもが生まれた。しかし、雪子の様態が芳しくない。病院で診てもらったものの命を落とす。
雪子の亡骸を抱いた静江は幌舞の電車に座っていた。乙松は泣き崩れた。
そんな昔のことを思い出し、仕事をしていた乙松は日本人形を抱えた一人の少女と出会う。
汽車を迎え入れる乙松の真似をした少女と駅舎で話し込みんでいたが、少女は日本人形を待合室に忘れさっていった。
乙松はしっかりと落とし物として人形の記録を取る。
ある日、待合室に忘れた人形を取りに小学六年生ほどの少女が訪ねてきた。少女は人見知りせず乙松と話しキスをした。
そのことを相棒である杉浦に話すと「なんだそれは雪女かあ?」と茶化されてしまうが、「そんなことされたた凍ってしまうべ」と嬉しそうに返した。
夜は明け、いつも通りの日々が始まろうとしていた頃、ある女子高生が姿をあらわす・・・
しかしまーJR東日本はこういった運転技術を見習って欲しいものである。朝に大雪が降ったもんにゃ、間違いなく電車は遅延するだろう。
そして、溜まっている仕事を処理しなきゃ行けないのにこんなめんどくさい事に巻き込まれ、嫌々ながら会社に電話することになる。
「××です。申し訳ありません。本日、大雪に巻き込まれてしまった為、出社に遅れてしまいます。」
しかし段々と、雪が強くなっていき、これはもしかしたら会社に行かなくていいのかもと気づくと何故か嬉しい気分で胸が踊ってしまうのだ。
「やったー会社行かなくて住むじゃん!このまま雪よ頑張って振り続けてくれ」
人間不思議なもので、先程までの建前と変わって、これが本音になってしまうのである。
という事もあるので、首都圏エリアの人間はJR東日本には大雪対策なんかして欲しくないというのが本音である。
一方、私鉄最強の呼び声が高い東急線・相鉄線に対してはもう頑張るなと言いたいのである。
さぁーて、こんな話はさておき、本作で涙しようじゃないか!!!!!