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わんわん物語を観たよ

わんわん物語2枚目の写真・画像|cinemacafe.net

1955年公開。監督はウィルフレッド・ジャクソン、ハミルトン・ラスク、クライド・ジェロニモ

原題である『Lady and the Trump』を直訳するとお嬢様と風来坊となる。

ディズニーアニメーション映画として、1950年代に制作されたとは思えないクォリティである。作中に出てくる犬たちの表情や動きが非常になめらかである。

それまでのディズニー映画は『白雪姫』、『ピノキオ』などもとの原作が童話のものが主流だったが、本作は完全オリジナルである。

また実写版『わんわん物語』はディズニープラス配信作となり2020年公開となった。

様々なディズニー映画が実写版となりどちらを観ようか迷ったが、アニメ版のわんちゃんたちがかわいかったのでこちらを観る事となった。

わんちゃんたちもかわいかったが動物たちの絵もかわいかったね。特にビーバーが良かった。ハイエナは意地悪そうに描かれていて、時系列おかしいけどライオンキングを思い出しました。

 

それではあらすじを語ります。

本作の主人公であるレディはクリスマスプレゼントの贈り物として、ニューイングランドに住むダーリングの家に住むこととなった。

夫妻に愛情を注がれつつ育つレディであったが、2人に子どもが生まれた。環境の変化に戸惑いながらもレディは赤ん坊を見守る。

ある日、夫婦の旅行中に赤ん坊の世話をすることとなるセーラおばさんがやってきた。

セーラおばさんは犬嫌いで猫好きだった。おばさんの飼うシャムネコのサイとアムがいたずら好きでレディを困らせる。

赤ちゃん用のミルクを自分のものにしようとするところをレディの責任として押し付け、おばさんからは猛犬のレッテルを貼りつけられてしまう。

そんなレディはおばさんから家を追い出されてしまう。その矢先、野良犬のトランプと出会う。生まれも育ちも異なる2人だったが互いに惹かれあう。

レディは保健所の人間に捕まってしまうが血統書付きの犬の為、なんとか保健所送りは免れる。そこで野良犬たちからトランプについて、複数の女性と関係を持っていることを知る。

家に戻ったレディは頑丈な首輪をつけられてしまう。そこにネズミが家に入り込みいたずらをしようとする。見かねたレディは子守知らせようとするが誰も気づかなかった。そんな中、トランプが現れる。仕方なくトランプに助けを求めなんなくネズミを追い出すことが出来た。しかし、その時に彼らが起こした騒音に子守は保健所の人間を呼んでしまう。

捕えられたトランプを救出することが出来るのか・・・

 

本作で最も印象的だったのは外に追い出されてしまったレディが野良犬たちと出会い、人間たちの素性について知識を得ることだ。

様々な犬たちは人間を信用していない。動物園に潜入したトランプはサルについて『あいつらは信頼できない。人間に近いからだ』と言った。人間の感情は移ろいやすいのを示している。だから自身も野良犬となって、厳しい世界を渡り歩いているのだ。

という重いテーマについて語ると本作は楽しめないので、純粋にわんちゃんたちが活躍する映画だと思えば、ハッピーな気持ちになれるよ!