ビンス・マクマホンとアメリカ企業について少々
皆さん、ついに待ちに待ったプロ野球が開幕しました!
もうこんな時期かと時の流れは本当にはやいものですね。
私は今年ももちろん千葉ロッテ推しです!
なんせ地元ですからね。
そんなプロ野球開幕の日にプロレス記事書こうとしているのはどこのどいつだぁ~い!?
アタシだよっ!!
(このくだり一回ブログでやってみたかったんですw)
さて本日は男なら誰しもが惚れるビンス・マクマホンについて語っていきます。
ビンス・マクマホンはアメリカのプロレス団体「WWE」の代表取締役兼最高経営責任者です。(2019年3月29日現在)
↓彼が世界で一番体を張るオーナーですw
通称:悪のオーナー、、、
プロレスを語る上で最重要キーワードはギミックです。
ギミックとはプロレスラーのキャラクターとも言えます。
「WWE」は日本のプロレスと比べ勧善懲悪型でベビーフェイス(善玉)とヒール(悪玉)がはっきり分かれます。
おまけにドラマ仕立てのストーリーも展開されるのです。
「ん?ドラマ仕立て?」
「えっ?プロレスってスポーツじゃないの?」
と思った方もいらっしゃるでしょう。
違います!
プロレスはショービジネスなのです!!
見てる人を楽しませる!これに尽きるのです。
ビンスは人を楽しませるということに全身全霊を掲げています。
彼の行為を見ればこれが本当のプロ意識だと自分の甘さに気づかされます。
↑ まだまだ不動産王として名を馳せていたドナルド・トランプとの髪切りデスマッチにて敗れるビンス。
↑ 妻のリンダ・マクマホンに金的蹴りをされるビンス。立ち上がっているのが息子のシェインですw
↑ 変態ですぐ脱ぐ性癖を持っているがゆえ「ビンスのケツにキスする会会長」でもあ ります
↑ おそらくまた自分の部下にぼこぼこにされたのでしょう。
↑ パワハラ炸裂!
画像を見ただけでもお分かりいただけたのではないでしょうか。
自分の会社を繁栄させるためにここまで現場に顔を出し、悪のオーナーを演じる経営者いますか?
松下幸之助を見てみてください。
めちゃくちゃベビーフェイスっすよねw
ビンスはギミック上ヒールを演じる機会が多いですが、ファンは彼を本当に愛しているんだと思います。
プロレスではストーリー上、ギミックの変更があります。
ビンスもベビー役を演じることもあるのです。
ファンはそんな彼に割れんばかりの声援を送ります。
「U!S!A! U!S!A!」
アメリカ国民は自分たちに誇りを持っています。
「俺たちは最高なんだ!まじでかっけー!」って本気で思っています。
確固たる自信があるからこそ、アメリカに世界的企業が生まれるのでしょう。
日本にも悪役レスラーは存在します。
悪役レフェリーもいます。
しかし悪役オーナーは存在しません(まあ、アメリカも悪役オーナーばかりではないんですけどねw)
作家・石原慎太郎はアメリカについてコロンブスの卵と表現をしました。
柔軟な発想力を持っていて、新しいものを生み出すパワーを持っているとのことです。
いやすげーなアメリカって。
日本人ってアメリカについて真剣な憧れを持っているんですよ。
日本で暮らしているとそんな気がしてならないんです。
ビンスも最初から表立ってプロレスラーにぼこぼこにされてきたわけではありません。
彼は最初はフロントマンとして選手の入場の紹介をしていました。
彼が表立って出てきたのは、1998年ごろのストーンコールド・スティーブ・オースチンとの抗争からでした。
↑ バッドアス時代のオースチン。
彼のギミックは凶悪殺人犯。WWE側が誰も手に負えない大悪玉として売り込みました。
ですが、彼の人気はすさまじく、キングオブザリングで対戦者のジェイクロバーツを馬鹿にした「オースチン伝3章16節」が大ヒット。
結果、ベビーフェイス並の人気が出ました。(ギミックは凶悪殺人犯のままですw)
当時、WWEは「マンデーナイトウォーズ」と呼ばれる視聴率戦争をWCWと競っていました。
毎週月曜日の夜はこのプロレス2大団体の「WWE ロウ」と「WCW ナイトロ」で視聴者は釘付けだったのでしょう。
当時はnwoの大ヒットと無敵のスーパースター・ゴールドバーグの登場でWCWが圧倒していました。
経営難に陥ったWWEの唯一の希望がオースチンだったのでしょう。
ビンスはオースチンのような荒くれものが観衆に受け入れられる時代、もう今では典型的なアメリカンヒーローは受け入れられない。
この事実を真に受けてリングに立つのです。
これは推測ですが、アメリカの観衆の不満は会社の上司だと察知したビンスが労働者であるオースチンにぼこぼこにされる構図を作り出したのではないかと考えられます。
イヤー本当にすごいですよこの男は!
っていうかねWWEについて語りだしたらキリがないです!
今日はこの辺にしておきます!
またこんど!