パッセンジャーズを観たよ
2008年公開。監督はロドリゴ・ガルシア。出演はアン・ハサウェイ、パトリック・ウィルソン、デヴィット・モース、アンドレ・ブラウアー。ジャンルはサスペンス。
監督のロドリゴ・ガルシアの父親はノーベル文学賞作家のガブリエル・ガルシア。一流作家の元で育った。
主演のアン・ハサウェイは説明不要だが、当時は25~26ぐらいなのでまだまだ若い。でも今とそこまで変わっていない。彼女だけではないが、第一線で活躍している役者は年を重ねても若い者が多い。ある一定の年齢を越えると変わらなくなるというか。と言っても彼女は1982年生まれで現在38歳。
38歳ってまだ若いじゃんと取るかいい年だねと取るかは人それぞれだが、29歳の俺からするともう年齢なんかどうでもいいという結論に至る。
しかし、25歳のアン・ハサウェイと25歳の俺を比べたら俺なんかちっぽけなものだ。いやこの話はやめよう。人と比べず自分らしくいよう。
それではあらすじを語ります。
セラピストである「クレア・サマーズ」は飛行機事故の生存者のカウンセリングを受け持つこととなった。
時がたち生存者とのグループカウンセリングが行われるが、ある1人の男性「エリック・クラーク」だけは彼の自宅で1対1のカウンセリングを行うことになった。
1回目のグループカウンセリングで患者の中の一人だけが「墜落前に光った」と言った。さらに窓に不審な男が立っており、疑問に思ったクレアは航空会社に問い合わせたが、アーキンは「事故の原因はパイロットによるもの」とはぐらかされてしまう。
2回目のカウンセリングに墜落前に光を見たという男は現れなかった。カウンセリング終了後、車に乗って帰ろうとしたクレアのもとに患者であるノーマンが乗り込んできた。同乗を嫌々許可するクレアだが、彼から「飛行機は爆発し、前回のカウンセリングで窓の外に立っていた不審な男は航空会社の者であり、過失を恐れた航空会社の者に命を狙われている」と言った。
3回目はノーマンも現れず、代わりに現れたアーキンが事故の原因は人的ミスだと念押ししたところで、クレアは航空会社に対して疑いを深めていく。
その傍ら、エリックとのカウンセリングでは躁病のように繰り返される言動に、振り回されるクレアだったが次第に彼に惹かれていく。そして一夜をともにしてしまう。
航空会社への疑念とエリックとの関係に悩むクレアだったが、事件の真相はいかに・・・
本作は事件の解決を暴くカウンセラーとその一方で甘い恋に酔いしれる主人公と言った二つの側面が存在している。
ジャンルはあくまでサスペンス・スリラーであり、航空会社側の陰謀が前面に押し出されるが、ラストを知ったとき甘い恋愛映画なのか?と2分ばかり考え込んでしまったが、物語に正解はありません。
つまり勝手に解釈すればいいのです。ということでサウナに行ってきます。
プリデスティネーションを観たよ
2014年公開。監督はマイケル・スピエリッグ、ピーター・スピエリッグ。原作はロバート・A・ハイラインによる短編小説「輪廻の蛇」出演はイーサン・ホーク、サラ・スヌーク、ノア・テイラー。ジャンルはSF、サスペンス。
スピエリッグ兄弟は一卵性双生児の双子である。兄弟・双子監督は以外にも多く、「フロム・ヘル」、「ザ・ウォーカー」を手掛けたフューズ兄弟や「オー・ブラザー!」のコーエン兄弟など意外と多い。
監督2人で揉めたりしないのかと疑問に思うが、阿吽の呼吸と言うか長年連れ添ってきた関係性があるからこそ、素晴らしい作品に繋がるのではなかろうか。
本作は「タイムマシンに乗って過去に戻れたら未来は変えられるのか」みたいなのがテーマとして存在する。タイムパラドックスってやつだ。でも過去に戻ることなんて出来ない訳よ。その辺はSF特有の世界観があったりして、爆破事故の犯人を時空警察官及び組織全体で犯人を追うんだけど、BGMも含めサスペンス感が漂っている。
だがラストシーンで犯人を知ったとき、視聴者全員が「お前かよ」と前のめりになって突っ込んだだろう。そして本作はただのタイムスリップ映画ではないと気付くのだ。そして映画タイトルにあるプリデスティネーションすなわち「宿命」だと知るのだ。
それではあらすじを語ります。
1970年アメリカ・NYではフィズル・ボマー(不完全な爆弾魔)による爆破事故により多数の死者が出ていた。
「ポップ酒場」に入った「ジョン」は未婚の母として告白小説を執筆し生計を立てていた。それを知ったバーテンダーは「何か面白い話はないか」と聞いた。
ジョンは自身の半生について語った。元々は孤児院育ちで「ジェーン」という名の女性であること、運命的な出会いを果たした男に裏切られ、彼との間にできた娘を奪わてしまったこと。
その話を聞いたバーテンダーは同情し、女性だった頃に裏切った男に復讐する為、1963年にタイムスリップする。
ジョンは運命の男を待ち伏せしていると、そこに現れたのは女性だったころのジェーンだった。やがて2人は恋に落ちる。
そしてジョンはバーテンダーと出会い、指示された通り時空警察となった。これがバーテンダーの最後の任務であり引退を決意する。
しかし、タイムスリップ装置はエラーとなってしまい機能しなくなった。
それから時がたちバーテンダーはフィズル・ボマーの居場所が分かりコインランドリーに行くと、そこには未来の年老いた自分がいた。銃口を向けると未来の自分は「俺を殺せば、お前が俺になる。それがそのあと起こることだ」と言った。しかしその運命を受け入れることができないバーテンダーは未来の自分を撃ち殺した。
崩れ落ちるバーテンダーは腹部に帝王切開の痕があることに気付く。
そしてすべてが自分自身だと気付いたのだった。
イーサン・ホークが使うタイムスリップ装置がバイオリンケースみたいで笑った。あれは周囲から時空警察だと気付かれないようにするためかな?
にしても時空警察の狙いってなんだったんだろうね。犯人を捕まえるため?でもいくらでもループできそうじゃん。今の記憶のままタイムループできたら最高じゃん。そんな映画でした。
ベイウォッチを観たよ
2017年公開。監督はセス・ゴードン。出演はドゥエイン・ジョンソン、ザック・エフロン、プリヤンカー・チョープラー、アレクサンダラ・ダダリオ。ジャンルはコメディ。
カリフォルニア・サンタモニカ湾を舞台にベイウォッチ(水難監視救助隊)のライフガード達が奮闘するテレビドラマ「ベイウォッチ」のリメイク版。
本作ではフロリダ州マイアミに舞台が変更されている。おそらく主演のドゥエイン・ジョンソンのホームタウンによるものだろう。
ライフガードはプールや海水浴場などでレクリエーションを楽しむ者の安全を見守る緊急対処員である。
そもそも日本ではあまり馴染みのない職業である。しかし、欧米諸国では売れない俳優・芸人が生活費を稼ぐためにアルバイトしたり、学生でも簡単にできるといった迷信もあったりする。クリント・イーストウッドは売れない頃はライフガードをしていた。
本作でも人命救助に関わる訓練から水上オートバイを使っての人命救助など単なるおちゃらけ映画とは違い、一線を画している。(笑えるシーンも多数ありだがw)
それでは本作のあらすじを語ります。
ベイウォッチの指揮官「ミッチ」(ドゥエイン・ジョンソン)は新人募集コンテストで生意気な青年「マット」(ザック・エフロン)に出会う。マットはオリンピック水泳個人戦で2度の金メダリストを獲得していたが、その一方で団体戦でゲロをはいてしまいゲロ彗星というあだ名がついてしまった。
そんなマットはあるもめごとによりベイウォッチの入隊を余儀なくされていた。
楽して入隊しようと考えるがミッチはそれを許さなかった。
タイミングを同じくしてすぐ近くの海辺で溺れる親子が発見され、ミッチはいち早く現場に駆け付ける。救助について知識のないマットは足手まといになるが、必死に親子たちを助けようとした姿を見てミッチは彼に対する考えを改める。
翌日、マット含め個性豊かな面々の新人研修がはじまった。
しかし元オリンピック・金メダリストであるマットはプライドからかメンバーに対して心を開くことはなかった。
そんな中、海で小型船の炎上事故が発生した。ミッチ達は現場に急行し船に乗っていた女性を救出する。同乗していた男性は死亡してしまい、ミッチ達は落胆するもある不可解な点に気付いた。救助した女性たちは小袋に入ったドラッグを持っており、ここ最近ビーチで見かけるものと同一であった。
ミッチは経営者であるヴィクトリアが関与しているのではないかと捜査を開始する。
ベイウォッチは不可解な事件を解決できるのか・・・
マッチョ男たちとグラマラス美女を描いた本作はスケールも大きくいい意味ではアメリカらしい映画だった。
主演のドゥエイン・ジョンソンが黒人警官と会話するシーンでは黒人特有の挨拶を行うが、ドゥエイン・ジョンソンはそもそも黒人なのか疑問を持った者もいるだろう。実際は彼の使っている言語は黒人英語である。
結論、彼はサモア系アメリカ人である。日本でいう小錦みたいな感じかな。
だからといって黒人ではないのかと言うと、黒人の血も入っている。祖父がサモア系レスラー「ピーター・メイビア」父が黒人レスラー「ロッキー・ジョンソン」のプロレス家系で育った彼は大学時代はアメフトに没頭するもプロレスラーになることを決意する。
夏で海にも行きたいけどコロナだからねって人は本作で夏気分を是非味わってくださいまし。
バッドボーイズを観たよ
1995年公開。監督はマイケル・ベイ。出演はマーティン・ローレンス、ウィル・スミス、ティア・レオ―ニ、チェッキー・カリョ、テレサ・ランドル。ジャンルはアクション、コメディ。
監督は「アルマゲドン」、「パールハーバー」で有名なマイケル・ベイ。彼のデビュー作である
元々ラッパーとして活躍していたウィル・スミスはシットコムでテレビ出演をしてブレイクした。そこから勢いに乗り「ハートブレイクダウン」で映画デビューし、本作で映画界としての地位を確立させた。いわば彼の出世作である。次回作の「インデペンデンス・デイ」も本作と同じく大ヒットとなった。
ウィル・スミスの相棒役のマーティン・ローレンスはコメディアンとして活躍しており、エディ・マーフィーやジョン・トラボルタなど有名な役者と共演することが多い。
以上の2人が刑事役をしており、事件の解決に向けて捜査をするバッドボーイズである。車内で2人が歌う「Bad boy Bad boy what you gonna do ⁇」は誰でも口ずさんでしまうようなノリノリのリズムだ。
そんな本作のヒロインであるティア・レオ―ニも美しいし、2人に埋もれないぐらいいい演技をしている。90年代素晴らしいな!
それでは本作のあらすじを語ります。
麻薬捜査班の刑事「マーカス」(マーティン・ローレンス)と「マイク」(ウィル・スミス)は公私ともに仲が良い。2人の間に口喧嘩は絶えなかったが、お互いの絆は深いものだった。
ある日、マイアミ署に何者かが侵入し2人が押収した大量のヘロインが盗まれてしまった。
2人の上司であるハワード警部は72時間以内に取り戻すよう指示した。
捜査を進める中、マイクの彼女であるマックスが殺害されてしまう。事件現場を目撃した「ジュリー」(ティア・レオ―ニ)はフーシェ達に追われマイクの部屋に逃げ込む。そこへマーカスがやってきたため、ジュリーはマイクと勘違いしてしまう。ジュリーの様子を見たマーカスはそのままマイクの振りをしてしまう。
翌日、事情を知った警部は2人にジュリーのガードをするのと事件の捜査を進めるように指示した。2人はお互いイライラしながらジュリーに悟られぬよう仕事をこなしていた。
バーにフーシェ達がいることを知った2人は勢いに乗って乗り込むが、銃撃戦の末、ノアを殺してしまう。
入れ替わり生活に戻りフーシェ達が反抗しに乗り込んで来る。必死に応戦するもののジュリーは拉致されてしまう。
ジュリーを救出する為、2人は立ち上がった・・・
それにしても相性のいい者と仕事がしたいものである。
仕事をする上では人間関係が付き物だが、本作の2人のように言いたいことを言いあえる仲と言うのは本当に羨ましいと思った。
そして2人の入るフレームがかっこいい映画でしたぞ。
ノウィングを観たよ
2009年公開。監督はアレックス・プロヤス。出演はニコラス・ケイジ、ローズ・バーン、チャンドラー・カンタベリー、ララ・ロビンソン。ジャンルはディザスター、SF。
監督は「アイ・ロボット」、「グロウ/飛翔伝説」(知る人ぞ知るw)を手掛けたアレックス・プロヤス。主演は「天使のくれた時間」、「ゴーストライダー」で有名なニコラス・ケイジ。彼の息子の友達の奥さんには「ネイバーズ」のローズ・バーンが出演していた。
本作の最大の見どころは50年前のタイムカプセルから出てきた数字が羅列している手紙だ。
この数字によって数々の予知が起こり、登場人物たちに恐怖を振りかざす。
そしてラストのジャッジメント・デイは「ここまでスケールでかかったのこの映画は・・・」と視聴者は驚くだろう。
にしてもラストで自分の息子を未知の世界に見送るニコラス・ケイジのなんともいえぬ感情はなんだろうか。ケイジは最後の結末を知っていたから息子に決断を託したのかもしれない。でもケイジ以外に知っていた人は?そんな「ノアの箱舟」的要素アリの本作。
そういう意味では史上最悪の鬱映画といっても過言ではないのかもしれない。
それではあらすじを語ります。
1959年、小学校でタイムカプセルを埋めて50年後に空ける行事を行う。
担任の先生は生徒たちに絵を描くようにと提案するが、「ルシンダ」だけ絵ではなく数字を大量に書いていた。
それから50年の時がたち、MITで宇宙物理学の講義をしている教授「ジョン」の息子である「ケイレブ」の小学校でタイムカプセルが開けられることとなった。
ケイレブはルシンダの数字が書いてある不吉な手紙をもらった。
ジョンはその手紙の不気味さからケイレブを叱り、数字の解読を試みた。
当時の担任のテイラー先生に尋ねると、ルシンダが死んでいること、壁に文字が書いてあることを知った。時を同じくして謎の男たちが現れ、ケイレブは不思議な石を渡されたのだった。
数字が解き明かす本当の意味とは何なのか・・・
本作は謎解き要素が入っており、テンポ良く展開されるため観ていて飽きが来ない。
要所要所で驚かすシーンがあり、息子を襲う未知の世界からの探訪者がいい味を出してくれている。彼らの登場シーンはホラー風のBGMが流れ、視聴者をはらはらさせてくれている。
しかし、ガソリンスタンドに逃げ込んだときに、別の人の車を盗んで探訪者を追いかけるんだけど、これもパニック映画特有の人間は自身が窮地に立たされるとなにをしでかすのか分からないというものである。
でもなんかこう息子を簡単に手放しちゃうところが、納得いかないというか。必死こいた甲斐がないじゃん。なんともケイジらしい演技が光る映画でした。
オーシャンズ11を観たよ
2001年公開。監督はスティーブン・ソダーバーグ。出演はジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、マット・デイモン、エリオット・グールド、アンディ・ガルシア、ドン・チードル、ジュリア・ロバーツ。ジャンルはクライム、アクション。
いわゆるケイパーものの作品であり、若かりし頃のジョージ・クルーニー、ブラッド・ピットがとにかくかっこいい。
そして華やかなラスベガスを舞台に描かれており、出演陣も豪華で話題を呼んだ作品。今思うとこんな出演陣ありか?と言った感じ。公開当時からそう言われていたのかもしれないが。マット・デイモンがオーシャンズの中でも下っ端であり、どじるシーンもあったり貴重な映像である。因みに監督のスティーブン・ソダーバーグもカメオ出演している。
一方でジュリア・ロバーツの演技が残念と言った意見も多いが、ジュリア・ロバーツは良くも悪くも目立ってしまうのだなと感じた。「ワンダー 君は太陽」を観たときもいいお母さん役を演じたが、目立っていた。これも彼女のカリスマ性ゆえ仕方ないのかもしれない。
それではあらすじを語ります。
主人公「ダニー・オーシャン」(ジョージ・クルーニー)は窃盗罪により刑務所に服役されていた。仮釈放になったものの更生する気のない彼は、監獄で次なる計画を練っていた。
そして相棒の「ラスティ・ライアン」(ブラッド・ピット)の元を訪れ、計画の全貌を明かす。
内容はラスベガスの3大カジノである「ベラージオ」、「ミラージュ」、「MGMグランド」の巨大倉庫から大金を強奪するというものだった。
犯行に向けて動き出した2人は各地に散らばった犯罪のエキスパートを集めて「オーシャンズ11」を結成する。個性豊かな面々が集まった。
ボクシングのメインイベントに1億6000万ドルの大金が集まることを知ったオーシャンズは緻密に作戦を練った。
だが、オーシャンズの目的は大金の強奪だけではなくもう1つ別の目的があった。
それはダニーの元妻であるテス(ジュリア・ロバーツ)を取り戻すこと。テスは大富豪テリー・ベネディクト(アンディ・ガルシア)の愛人となっていた。
オーシャンズは作戦を遂行することができるのか・・・
各地に散らばった仲間たちを集めていくってだけでわくわくする。「ONE PIECE」なんかもそうだよな。海賊だしある意味犯罪集団な訳だからさ。
社会性とか政治性を抜きにして楽しめる作品である。
とか何とか言いつつも俺は正直、眠くなったかなw
キャストも豪華だしなんか華があるなあというのは十分感じたけど、内容が薄っぺらい。この映画で伝えたいことっていったい何?と言った感じだった。
普段から何も考えないような人にはおすすめでござる。
レオンを観たよ
1994年公開。監督はリュック・ベンソン。出演はジャン・レノ、ナタリー・ポートマン、ゲイリー・オールドマン、ダニー・アイエロ。ジャンルはアクション。
不朽の名作と名高い本作。
プロの殺し屋が一人の少女に恋をする。少女は殺し屋を誘惑する。殺し屋は少女の魅力にどっぷり遣ってしまう。まるで麻薬のように。これじゃ風俗行くのやめられない親父と一緒じゃないか。なんてことを思う人もいるだろうし、これなんてロリコン映画?なんて飛びつく人もいるかもしれない。
ロリコンに極めて敏感な日本人は、本作のナタリー・ポートマンの演技・仕草にどきっとする瞬間が少なからず50回程度はあっただろう。
彼女は当時13か14歳かそこらである。それでも人を惹きつける才能を持っており、天性のものである。
ただ悲しい世の中なもんで子役で売れた女優の寿命は短いのが通説である。しかし、彼女は「ブラック・スワン」でアカデミー主演女優賞を獲得するなど、その実力は筋金入りのもだと証明しているのだ。うむ、実力者だ、間違いない。
あとどうでもいい話だが、本作を観ると無性に牛乳が飲みたくなる。しかも、農協牛乳が飲みたくなる。princeの「バット・ダンス」が浮かぶから辞めてほしい。本当に意味が分からない。
それではあらすじを語ります。
舞台はアメリカ・ニューヨーク。
主人公「レオン」はイタリア系移民でプロの殺し屋だった。レストラン店主のトニーから仕事の依頼を受ける日々を過ごしていた。
ある日、マンションの近くで1人の少女「マチルダ」を見つける。彼女は煙草を吸っており、顔には誰かからぶたれた跡があった。レオンはそれを見かけ、「どうした?」と話しかける。
マチルダは人生について問うとレオンは「つらいさ」と言った。
短いながらもその会話はお互いシンパシーを感じる瞬間だった。
その翌日、マチルダの父ジョセフが麻薬密売組織の商品を横領したことを見抜き、「スタンスフィールド」とその一味が部屋に押し掛ける。
ジョセフは開き直り銃撃戦となり、マチルダの家族は弟を含め皆殺しされた。買い物から帰ってきたマチルダはその惨劇を見て、レオンの部屋に向かった。
その現状を見ていたレオンは、マチルダを部屋に入れることを最初はためらったが、泣き出す彼女を見て居ても立っても居られなくなり部屋に入れることにした。
そして2人は共同生活を開始する。
2人に待ち受けていたのは一体・・・
本作は通常版と完全版の2種類が存在している。
米国では公開に向けて最終ジャッジは監督よりもプロデューサーに権限がある為、珍しくはないらしい。日本の場合は完全に監督が権限を持っている為、バージョン違いというのはほぼ見られない。しかし、意図して行わる場合もあったりする。
通常版でカットされたシーンは
・マチルダはレオンから殺しの訓練を受けその後2人はレストランで食事をする。
・ホテルでマチルダの恋心をレオンに伝える。
上記のシーンは「刺激的すぎる」、「不健全である」という理由でカットされた。
散々下ネタ映画を量産するくせに、未成年の恋愛には口うるさいアメリカさん。でもそんなアメリカが俺は好きだ。でも嫌いだ。
そんな訳の分からぬ感情を抱く今日この頃であった。