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踊る大捜査線 THE MOVIEを観たよ

踊る大捜査線 The Movie 湾岸署史上最悪の3日間! | Netflix

1998年公開。監督は本広克行。出演は織田裕二柳葉敏郎深津絵里水野美紀ユースケ・サンタマリア小泉今日子いかりや長介。副題は『湾岸史上最大の3日間!』。ジャンルはアクション・コメディ。

連続テレビドラマ『踊る大捜査線』の劇場版。1998年邦画年間興行収入1位を記録。2000年元日に地上波初放送がされると視聴率は28.7%を記録した。今では金曜ロードショーの映画はこの視聴率の半分ぐらい?本作の好評からかシリーズ、出演者単体のスピンオフ企画まで行われるようになった。

交渉人 真下正義』とか『容疑者 室井慎次』とか。てか室井さん捕まっちゃったのか?その辺は分からない。

本作では主人公青島俊作巡査部長が事件の解明に取り組む刑事ドラマである。今までの刑事ドラマの見せ場は犯人と警察による銃撃戦やカーチェイス、事件解明までの捜査から種明かしといった作品が主流だった。

しかし、本作ではそういったド派手なアクションや巧妙なトリックによる種明かしといった警察小説的な要素を排し、実際の現場と官僚と言った構図を描いている。

 

それではあらすじを語ります。

湾岸署の近くで猟奇事件が起こる。胃の中にテディベアが入った死体が発見された。湾岸所は捜査をするが、本部から室井率いる捜査チームが乗り込んできた。

大掛かりな捜査体制を組む本部に対し湾岸署捜査員は疑問を持ち、猟奇事件に対し一切の関わりを絶たれてしまう。実は湾岸署内で警視副総監が誘拐される事件が起こったのだった。

またなぜか湾岸署内で領収書が盗難される事件が起こる。

青島は本部のやり方に反感を抱くが水面下で捜査を進め、被疑者たちが「仮想殺人事件ファイル」にアクセスしていたことを知る。そしてHP開発者テディと接触を図る。

3つの事件は解明に向かうのか・・・

 

俗にいう手柄を手に入れる=犯人逮捕。これについては人命に関わる仕事でありながら、死因の操作を行ったり、自殺に見せかけた他殺など合ってはいけないことが、警察署の予算の兼ね合いで行われてたりする。

そして所内の権力闘争(本店)と支店(所轄署)の駆け引きや力関係も「あ~わかるわ~」てな感じで視聴者の心理に突き刺さる。

今でこそ実力主義的な考えも増えてきたが、大企業を見てみれば採用は総合職・一般職、現業職に区分けされている。まるで官僚組織である。

話は変わるが、室井さん演じるギバちゃんの秋田を捨てられない感がいい。東北大出身でエリートであるが、本店に勤務する警察官僚は殆どが東大卒なワケよ。新城警視演じる筧利夫が「東大入るために、遊ばずに受験頑張ってよかった」って煽るんだよね。室井さんはそれ言われてコーヒー入れた紙コップ握りつぶすんだけど熱くないのかね?

亡くなった大杉連が公安部部長で一瞬誰だか分からないのも良い。