イコライザーを観たよ
2014年公開。監督はアントワーン・フークワ。キャストはデンゼル・ワシントン、マートン・ソーカス、クロエ・グレース・モレッツ。
元CIA工作員の主人公が巨大マフィア組織壊滅を図る。てゆか元CIA工作員強すぎる。普段は冴えないホームセンターの従業員だが、アクションシーンになると容赦がない。なんかこの設定に近い映画最近観たなーと思ったら「ジョン・ウィッグ」だと思いました。アクション及びサスペンスのジャンルになるのだろうか、でもただ単に殺すだけって感じでこういうのは肌に合わないんだなと思った。
でも意外に評価高いんだね。本作品を取り上げようか悩んだが、観てしまった映画はつべこべ言わずレビューするをモットーにしておりますので、やりますよ。
監督のアントワーン・フークワの代表作は「トレーニング・デイ」、「キング・アーサー」。因みに「トレーニング・デイ」にて主演のデンゼル・ワシントンにアカデミー賞をもたらした。なので、本作品は2度目のタッグといったところなのだ。
一方主演を務めたデンゼル・ワシントンはとにかく渋い。なんか雰囲気がモーガン・フリードマンのような感じがする。てゆか黒人って意外と冷静沈着な人が多い気がする。なんか黒人はうるさいといったイメージもあるけど、俺の中では知的な人も多いって感じかな。現にバラク・オバマなんかはトランプに比べて過激な発言もしなかったしね。
てな感じで黒人贔屓な感じがするような映画ではあるが、マフィアのボスがいけすかなかった。理由は娼婦を絞殺したからだ。娼婦は画像の女の子だ。娼婦として働く傍ら歌手を目指している。しかし、客である男に暴力を振るわれ入院してしまう。マフィアとの約束を破ってしまい、ボスに絞殺されてしまう。あまりにも可哀想な最後である。こういったシーンはただただ萎える。いくらボスだからとはいえ見境もなく人を殺していいのかという問いを与えたくなる。主人公にしてもそうだ。元CIAだからといってなりふり構わず殺しを行っていいのだろうか。答えはNOである。この問いは爽快に楽しく人が殺される映画が量産されているがこの現状はよろしいのかにもつながる。「ジョン・ウィッグ」「キングスマン」なんかもそうだけど、それらは演出にこだわっており楽しめた。しかし、本作はどうだろうか。生々しいだけである。これを現実味があると表現してはいけない。リアルに置き換えてはならない。だって、アクション映画はリアルであってはならないのだから。
それにしても熱したはちみつって傷口に利くんだね。はちみつなんにでも使えるじゃん!いろいろ言ったけど平日の鬱憤を週末に晴らすにはおすすめの映画です。