GOを観たよ
窪塚映画はあんまり見ていなくて、ただなんとなく好き程度だった。
卍LINEはよく聴いていたけれど、窪塚の映画とかドラマはこれといって印象が薄い。有名作品とかだとピンポンとかか。
好きな俳優は?と聞かれたときに「うーん、窪塚かな」と答えるとこいつなんとなく映画詳しいなというただならぬ雰囲気が漂うのはなぜか不思議で仕方なかった。
もちろんこのブログで窪塚を過小評価するつもりはないし日本を代表する俳優で異論はないだろう。
しかしまー世代感もあるのかな。平成4年生まれのアラサーからすると少し昔の人ってイメージがある。
多分そのイメージも窪塚が飛び降り自殺を図った事件からだと思う。
薬が原因だというから、窪塚は明らかに優等生ではない。ヤンチャだ。
だからこそ男が憧れるのかもしれない。
いつだったかのテレビでも菅田将暉が尊敬する俳優に彼の名を挙げていた。
とまあ窪塚だけではなくキャスト陣も豪華でして柴咲コウ、山本太郎、新井浩文、水川あさみ、大杉連、大竹しのぶとビッグキャストが名を連ねる。今じゃ絶対に実現不可能だなこりゃ。
この映画は日本による朝鮮人への人種差別がテーマになっている。語り手の窪塚は終始、この映画は恋愛映画と語るがどうみても一人に在日コリアンの日常をつづった映画です。でも映画は断片的に様々なシーンがあり、観ていて飽きなかった。最後にきちんろ恋愛の話で終わるところも一本取られたなこりゃ。
私が一番印象に残っているのは重たい話になってしまうが、ジョンイルが殺されてしまうシーンだな。
地下鉄で好意を持っている女の子を見かける。
別の高校生がその女の子にちょっかいをかける。確か水川あさみで朝鮮学校の女子高生?
ちょっかいをかけた日本人高校生から守ろとして刺されてしまう。
このシーンは理不尽極まりないよな。ただ、怒り狂った新井浩文が日本人学校に喧嘩を売りに行こうとするのはなんかよかった。いつも被害者意識を抱えている日本人だが自分が実は加害者だったなんてケースはよくあるだろう。このシーンは日本人に対する教訓でもあるように感じた。
この国で人種差別はないと私は思っている。
真相は分からない。今でもたまに馬鹿な発言をする者はいるが(茨城の保健所で外国人との会話禁止するとか言ってたよね?)、本作公開時の20年前に比べたら差別は減っているはず。
むしろ昨今はK-POPブームや韓国ドラマのおかげで、韓国が好きな日本人女性が爆発的に増えた気がする。
差別はなくした方がいいと思う!
とか何とか言ってはいるが、やはり日本人であるというアイデンティティはあまりにも強烈すぎると思ってしまうのは私だけでしょうか?