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新聞記者を観たよ

新聞記者 : 作品情報 - 映画.com

2019年公開。監督は藤井直人。出演はシム・ウンギョン、松坂桃季、本田翼、岡山天音郭智博長田成哉、宮野陽名、高橋努西田尚美田中哲司。ジャンルはドラマ。

中小の新聞社で勤める帰国子女の主人公・吉川エリカともう一人の主人公は内閣情報調査室に努めるエリート官僚・杉原拓海だ。2人の主人公が社会の闇にもまれながらも正義を貫き通した先に見えたものは絶望の果てという、なんとも救いようのないオチだ。

メディアは第四の権力と呼ばれ世間に与える影響がとても大きい。今でこそ信じられないが、ITが普及する以前はテレビや新聞が最も信頼できるメディアである時代があったのだ。そんな特権時代はもう過去の遺産となっている。生の情報は今やネットの方が断然速い。無料でも手に入る内容の濃い情報もたくさんあるし(はてなブログにも多数)、今や新聞の発行部数は減少の歯止めがかからない。そんな現状はテレビや新聞が広告主にべったりと癒着している限り、改善は見込めないだろう。社会の公共性と題したところで一般の企業と同じでそこには働いている人がいて、その人たちの飯を食わしていかなくてならんのです。そうなってくると売上を上げて、利益を確保するのは当然の事なんですよ。てなると例えばグルメ番組とかでもおいしくなくてもおいしいって言わなくちゃあかんのです。でも今は”食べログ”とか一般の人が書き込みできるようになったんで、嘘が見抜ける人が増えているんですよね。まさにひろゆきがネオ麦茶事件で言ってたことと同じですよ。お前さん話脱線しすぎやて!

てなると都合のいいように真実を捻じ曲げた方が、いいんです。俺みたいな底辺ブロガーは何言ったて影響力はないから、世の中が変わることなんてないですよ。でも、それでもやっぱりテレビとか新聞の影響力ってでかいからね。エリート官僚・杉原の上司である多田が言ってた「この国の民主主義は形だけでいいんだ」っていうのは印象的だね、本当に的を得ているよ。

何を伝えたいのか分からなくなってきたけど、それもそれで俺らしくていいや!

最後の最後で左遷喰らう桃季の表情もなー。結局うまく生きていくには、鈍感な奴が得をするんだよなー。上司の言われたことをとにかく引き受けるみたいな。だって事件ねつ造してたり情報操作してるんやで。民間人を犯人として疑いにかけたりとかさ。やってることおかしいやんけ。でもこれも全て上がやったからとか責任の所在を都合のいい奴に擦り付けたりとか一体、サムライ魂とはなんぞや・・・。桃季の表情が終始JRの通勤ラッシュで疲れ切ってるサラリーマンのような表情でリアルでした。あともう一人の主人公の女性もまっすぐでよかった。それではまた明日!