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スクール・オブ・ロックを観たよ

スクール・オブ・ロック : 作品情報 - 映画.com

2003年公開。監督はリチャード・リンクレーター。出演はジャック・ブラックジョーン・キューザック。ジャンルはミュージカル。コメディ。

一流学校の先生は売れないロックンローラー!?本作の主人公であるデューイはロックに全身全霊をかけていたがど派手なパフォーマンスによりバンドをクビにされてしまう。当然、音楽で食えるようになるなんて夢の又夢である。様々な方法があるが彼が目指しているのは一獲千金のロックスターである。

そんなデューイは同居人になりすまし、一流学校で教師として働くことになる。厳格で規律の多い学校で過ごす生徒たちを見て無気力であることに気付いたデューイは生徒たちを巻き込んでバンドを結成する。そして音楽コンクールに参加し、見事優勝を果たす。そこにはかつてデューイが所属していたバンドも参加していたが見事、下剋上(?)を果たしたのだった。

それにしてもロックは今や死語になりつつある。音楽シーンの状況は変わり今やジャーンとエレキギターを大音量でかき鳴らす時代は変わりつつある。勿論現役ばりばりのロックを奏でるミュージシャンはいる。いぶし銀のロックンローラーたちだ!しかし彼らがメインシーンに出てくる機会は激減しているのが現状だ。とは言いながらもそれは米国のみの現象ではないかと考えておりまして、というのは日本では今でも根強い人気を誇るロックバンドが多数いらっしゃるじゃないですか。サザンオールスターズMr.CHILDRENスピッツBUMP OF CHICKENRADWIMPSと彼らはみなロックスターです!半ば強引w しかもイギリスではまたロックシーンが再熱しUKチャートはロックの復活の兆しを見せている。ということは米国にもロックシーン復活は波及するのだろうか。非常に気になる次第でござる。英国ではロック・ブームが再熱しているみたいね。

主人公はロックに夢中である。というか根っからの音楽好きなのだろう。”好き”というのは素晴らしいものである。それこそ人の運命を変えてしまうぐらいの影響力がある。こういったのめり込めるものがある主人公は羨ましいものである。かたや大企業に就職した有名大卒の優秀な人材がやりたいことなんてないし、好きなこともないですよと言ってしまうご時世。きっと周りからの評価を気にして生きてきたのだろう。主人公は周囲の声など気にせず自分のやりたいことに全力で突っ走っている。周囲の目など気にしていないのだ。それはどんな肩書や勲章よりも立派で価値のあるものではないでしょうか。主人公のようなメンタルがあれば最強なんじゃね?そう思わせてくれますよ。どこぞやの自己啓発書より価値のある映画でございますので是非、ご鑑賞あれ!