ブラック・ウィドウを観たよ
2021年公開。監督はケイト・ショートランド。出演はスカーレット・ヨハンソン、フローレンス・ピュー、デヴィット・ハーバー、レイチェル・ワイズ、オルガ・キュリレンコ、レイ・ウィンストン。原作はスタン・リー『ブラック・ウィドウ』。ジャンルはアメコミ、アクション。
本作の公開は2020年5月1日に日米同時公開の予定であったが、新型コロナウィルスの影響により公開を延期。
同年3月の時点で吹き替えなどの作業も完了していたが、やむを得ない判断だったのだろう。なんだかんだで公開については中止説なんかも流れていたが2021年7月8日から公開をすることとなった。
ディズニープラスではプレミアアクセスによって視聴できる。ディズニープラスの会員費に加えて3,278円(税)が必要となる。
俺はプレミアムアクセスで観たぞ。と同時にマーベルもディズニー王国の一員であることに違和感を感じた。仮にディズニーシーにアイアンマンのアトラクションでも作ったとする。つまりカオスである。USJと変わらないではないか。そんな俺はカオスが好きです。何が言いたいかと言うと、世界の映画の版権の50%近くを保有するディズニー恐るべしである。
それではあらすじを語ります。
1995年オハイオ州。姉・ナターシャと妹・エレーナはブリッジをしながら遊んでいた。
妹のエレーナが膝を打って泣いていると母・メリーナは「痛みは人を強くする」と励ましていた。
そんな中、父・アレクセイは帰宅したが様子がおかしい。そんなアレクセイは姉妹に「大冒険をする日がついに来た」と言う。
一家は身支度を済ませ、車で移動し飛行場に到着した。
小型ジェットに乗った家族たちだったが、そのあとを特殊部隊「S.H.I.E.L.D.(シールド)」が追う。なんとか逃げ切った家族たちはキューバに到着する。
母親は敵から撃たれ瀕死状態だった。そしてすぐに担架で運ばれた。アレクセイはドレイコフ将軍のところへ駆け寄ると仕事の話となり、ナターシャとエレーナに「2人で助け合え」と言った。2人は麻酔を打たれ気絶してしまった。
そこから時はたち暗殺者となったナターシャはブタペストにてエレーナと再会を果たす。それからナターシャはエレーナから暗殺したはずのドレイコフ将軍が生きていることを知らされる。
その一方で刑務所に入っていたアレクセイはナターシャ達の助けにより脱獄に成功する。
メリーナのもとに行き家族は21年ぶりの再会を果たす。ドレイコフ将軍の元で科学者として働いていたメリーナから様々な情報を得る。
メリーナはドレイコフ将軍にナターシャたちの居場所を密告し、敵が襲撃してきてナターシャ、エレーナ、アレクセイは麻酔により眠らされてしまう。
彼らは上空にある巨大施設の中で目覚める。
ドレイコフ将軍の前に姿を現したメリーナ。
家族の絆はいかに・・・
前作の『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』より2年の時がたち公開された本作。
今は亡きブラック・ウィドウの事実上最後の作品?てことで期待は大きかった。キャラクターの世界観から作風が変わるマーベル作品の中でも本作は特にダークさが漂う雰囲気だった。
冒頭から安寧に暮らす家族たちが離れ離れになり一抹の不安を抱え、NIRVANAの『Smells like teen spirits』が流れるあたりは、視聴者もくぎ付けだろう。
エンドゲームからカオスワールド満開になるだろうマーベル作品だが、これからも様々なキャラクターの作品を作ってほしいですね。