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ダンサー・イン・ザ・ダークを観たよ

さっき観たばかりの映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク』の感想をめちゃくちゃしんどそうに語る記事|かいや|note

2000年公開。監督はラース・フォン・トリアー。出演はビョーク、デヴィット・モース、ピーター・ストーメアカトリーヌ・ドヌーヴ。ジャンルはミュージカル、ヒューマン。

人気女性歌手ビョークを主人公にし、ミュージカル風な表現とカメラワークぶれぶれよろしくの撮影とジャンプカットを多用しておりスピーディな展開が特徴的。

失明した母親の不遇な人生と空想のミュージカルの明暗があまりにもくっきりと別れており、現実でなにをやっても報われない主人公に視聴者は涙しただろう。

おまけにビョークが東洋人ぽい顔立ちをしているもんだから、日本人は感化されやすいのかもしれない。彼女は日本文学にも造詣が深く三島由紀夫を愛読していたという。

本作は各界の芸能人らもコメントを残しており、映画界不朽の名作であることは間違いないだろう。

 

それではあらすじを語ります。

故郷・チェコからアメリカに渡った「セルマ」は、昼間は工場で働き夜は内職をしながら生計を立て、12歳の息子「ジーン」を育てている。

貧しい2人はアパートを借りることが出来ず、隣人の警察官「ビル」からトレーラーハウスを借りて生活していた。

セルマは先天性の病気により徐々に視力が失われており、医者からは失明が懸念されていると申告を受けていた。

息子のジーンも失明の可能性があり、セルマは息子の手術費用を必死に貯金していた。

そんなセルマの楽しみはミュージカルの舞台で踊り歌うことだった。しかし、徐々に視力は悪化していき難しくなりつつあった。

そんなセルマをサポートしてくれていたのが親友の「キャシー」だった。彼女はセルマと同じ工場で働いていた。

ある日、息子のジーンは自転車を欲しがった。理由はクラスで持っていないのは自分だけだったからだ。そんなジーンにキャシーとセルマに思いを寄せるジェフ、ビルとリンダ夫妻が自転車をプレゼントする。

最初は高価なプレゼントに困惑するセルマだったが、喜んで自転車に乗るジーンを見て受け取ってしまう。

ビルの妻リンダはビルに親の遺産があると言い、贅沢な暮らしをしていた。しかし、リンダが相当な浪費家であり、遺産はとっくに底を尽き銀行から借金をしている状況だった。ビルは涙ながらにセルマに打ち明け、セルマも息子・ジーンの為に手術費用を貯めていると明かした。

ある日、仕事終わりのセルマを気遣いジェフが車で自宅まで送ろうとするが、断ろうとしていた。同タイミングでビルが現れたので、セルマはビルのパトカーに乗り帰ることにした。ビルは道中でセルマに金を無心するが、セルマははっきりと断った。

自身の失明が近いことを焦ったセルマは貯金を増やそうと工場の夜勤を入れるようにした。仕事はきつかったがキャシーから工場の音をダンスの演奏だと楽しんでと助言され、空想の中で踊り自信を励ました。

帰宅したセルマは貯金のありかから金がなくなっており、すぐにビルだと気付く。隣家に訪ねると、ビルはセルマから金を盗んだだけではなく妻・リンダに「セルマに迫られた」と濡れ衣を着せられてしまう。慌てて2階に向かったセルマはビルを発見し、金を取り戻す。

それを見かねたビルは慌ててセルマに銃口を向けた。自己防衛を行ったセルマはビルを拳銃で撃ってしまう。ビルはセルマを悪人に見立てリンダに通報し、金を欲しければ殺すように挑発する。混乱したセルマはビルを殺し金を取り戻す。

そしてセルマは転落の一途を辿ることとなる・・・

 

史上最悪の鬱映画、これほどまでの救いようの無さがあるのだろうか、と胸糞映画の最高峰に位置する本作。

その一方で「この作品は素晴らしい」とマイノリティ気取りで「俺はこういうこと言えるんだぜ」丸出しの馬鹿もいる訳だ。

ただラストシーンのビョークの恍惚の境地は一度は観ておいた方がいいかもしれない。でもずっと観てると最後にどーんが来ちゃうから注意して観るべし。分かるよな?どーんはどーんだぞ。

そしてそのどーんを観て大爆笑したひろゆきはどうかしてるって・・・