ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビューを観たよ

2020年公開。監督はオリビア・ワイルド。キャストはケイトリン・デヴァー、ビーニー・フェルドスタイン。高校時代は必死に勉強だけを頑張り続けたガリ勉女子2人組が卒業前夜に羽目を外しまくるという物語。アメリカのハイスクール映画ってこんなことあるのかと日本人からすると拍子抜けしてしまうシーンが多々あるが、意外にも本当らしいよ。

学校のものはいろいろと破壊されてたりするので警備員が何名かいるんだとかｗ

周りの遊びほうけて青春を謳歌しているクラスメイト達は馬鹿だと信じ込んでいたずんぐりむっくりの主人公モリー。イエール大学に入学できたのは自分が必死に勉強していたからだと胸を張っていたが周りのクラスメイトが意外にも名門大学揃いなのだ。今までの自分の努力はなんだったのか途方に暮れるモリー。そして彼女は卒業式前夜のホームパーティに参加すると決意を決めた。

もう一人の主人公エイミーは自分がレズビアンであるとモリーに伝え。スケーターである女の子に恋をしているとカミングアウト。最初はパーティーに行くことを躊躇していたが、モリーのブッシュに2人でパーティー会場を目指す。

本作は冴えない2人の主人公の物語だが、決してナード気質でいじめられっ子な女の子の物語ではない。モリーはクラスを引っ張るリーダータイプである。だがそういった勉強一筋の優等生タイプは忌み嫌われるのだろう。クラスメイトからは煙たがられていた。でもなんかこの子渡辺直美ちゃんみたいだよねｗおまけに目もでかくてかわいいんだな。ダンスも上手くてクラスの好きな男と一緒にダンスするんだけどキレがいいのよね。そんな好きな男とエイミーの好きな女の子がパーティーで熱い接吻をしているのを見てしまったら、落ち込むのかと思いきや案外そうでもなくけろっとしていたからね。

一方のエイミーはショックでトイレに駆け込むと、パーティーを楽しんでいない女の子と出会い、口げんかの途中でキスをする。なんじゃこりゃって思ったね。しかもエイミーは高校卒業したらアフリカに旅立っちゃうんだけど、旅立つ日も女の子は家まで来てたからね。そのときのモリーも最高だったわｗ

あとはクラスメイトも曲者が多かったね。一番強烈だったのはジジかなｗ名前からして印象的なんだけど、本当に自分の世界を持っていて、いい意味で孤立してるねｗ

本当に色々な個性を持った人たちが集まる学校で繰り広げられるどんちゃん騒ぎは見物でしたね。おまけに下ネタも多く女子2人の性事情も赤裸々でしたｗ日本人女性も性事情について語り合ったりするんだろうけど、なんか生々しいからね。でもアメリカはあっけらかんとしていておもろいね。この映画もテンション上げたいときとかに観るのがおすすめだよ！